解決型思考と解消型思考
2019/12/25 水 4:42
解決していく、という考え方ではなくて、解消していくという考え方の引き出しも作っておく。
問題を解決していくという考え方は、原因と結果、問題と正常、正義と悪など、右か左か、的な考え方に近いと捉える。二元論というんでしょうかね。白か黒か、という思考に陥りやすくもある。
これは、抜本的な解決というのはなかなか頻繁にはないと考えていて、原因と結果には、大きな原因、小さな原因、大きな解決、小さな解決とか、大小が入り混じっていて、全て解決、全くのゼロ!という状態は作りにくいと捉えています。
ですが、ひとまずスムーズにその場を落ち着かせたり、一旦膠着状態にする効果もあると思いますので、使い所を意識する、という感じでしょうか。
で、もう1つの考え方の引き出しも持っておくと役立つかな〜と思っているのが、解消型思考というものですね。
「水に流す」という言葉にあるように、消してしまう、ということですね。「決してしまう」のではなくて「消してしまう」。
どちらかというと、文化的に東洋からの発想だと認識していますが、これをベースに作られた「対立統合」という考え方は、西洋の方が生み出したものですね。僕は特に、精神的な悩みやわだかまり、一歩を踏み出せない時などに活用します。
悩みを解決するのではなく、消してしまう。問題を解決するのではなくて、問題を消してしまう。
時間の節約にもなりますね。解決するための活動、行動よりも時間がかからないように感じます。そりゃそうで、解消してしまう、消してしまうわけですから、行動を起こす必要すらなくなるケースも多々あります。
具体的な活用方法やワーク方法などは、これから書いていきます。