資産運用について思うところ
1.老後2000万円問題
少し古い話ですが、老後2000万円問題が話題になりました。
「老後、お金に困らないためには年金とは別に自分で2000万円貯めてね」というやつです。
「そんなお金あるわけ無いだろ!」、「国は年金を減らすのか!」と連日野党、マスコミからの批判的な報道がされ、インタビューに答える国民も怒り心頭でした。
あまりの反発に政府は報告書の受け取りを拒否し、問題を有耶無耶にしてしまいました。
2.報告書が本当に伝えたかったこと
老後2000万円問題で話題となった報告書は「高齢社会における資産形成・管理」が正式タイトルになります。
全56ページに渡る報告書で2000万円不足する部分はこの中のごく一部を切り取ったものになります。
中を読むのは大変なので要約すると
1.生活レベルを落とさないと、年金だけで生活できないことは事実。
2.老後、無職になったとき毎月いくら不足額が発生し、不足額を補う方法をしっかり考える必要がある。(ライフプラン・マネープランをたてる)
3.不足額を補うためには「生活レベルを落とす」「できるだけ長く働く」「資産を増やす」の方法がある。
4.老後資金に不安を抱えている人は多いが、資産運用・不足資金を補うために資産運用に取り組んでいる人は少ない
5.ライプフラン・マネープランを「自分ごと」として捉えて、信頼できる金融サービスを見つけて、できるだけ早いうちから資産形成をして幸せな老後を迎えましょう。
ただ闇雲に不安を煽るものではなく、今後避けられない高齢化社会に向けて、今できることを一人ひとりがしっかりやっていこうという内容になります。
この報告書の内容が正しく伝わらなかったことで、一番損害を受けたのは国民一人ひとりだと思っています。
3.本当のリスクとは
銀行にお金を預けてお金が増える時代はとっくに終わりました。現役時代の貯金だけでは足りないぐらい、平均寿命は伸びています。
こんな状況の中、「老後は退職金と貯金を少しづつ切り崩して年金だけで生きていこう」と考え、元本保証にこだわり、資産形成をしない方が老後のリスクが高いと思います。
4.資産形成を始めよう
繰り返しになりますが、この時代、資産形成をしないことがリスクです。
給料が安い、ローンがある、子供が小さい等、目先の収支のみに着目し、資産形成をしない理由は探せばたくさんあります。資産形成(投資)に不安がある人は毎月1,000円からでも始められます。
はじめは少額でも良いです。あまり想像もできない老後のことを少しでも考えて一歩を踏み出しましょう。
資産形成を始めようと思って「何をすればよいかわからない」とおもうので、今後は自身が経験してきた資産形成について記事を書いていこうと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。