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Vol16.文明の利器を投入

6mで掘った水はカナケ水。次の帯水層と思われる8mまで掘る覚悟をしつつも、まずは6mの井戸で水を汲み出し続け水質が改善しないかを試みる。

汲む、汲む、汲む、ひたすら汲む。

朝の汲み出し、昼の汲み出し、夕方の汲み出し。在宅勤務な状況もあって1日3回の汲み出しを欠かさず続ける。

しかし、1回100リットルの汲み出しは辛い。地下水位が下がる程にポンプのハンドルは重くなる。最後まで汲み出し切れずバテることもある。

楽に汲み出すためには電動ポンプが欲しい・・・。

と思ってヤフオクを覗いていると、気がついたら落札してしまっていた。

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届いた。井戸ポンプといえば川本、川本と言えばカワエースだ。

少し世代の古いが単相100V-250W出力の浅井戸ポンプである。

こいつに緑色の砂取り器をつけて井戸に設置し汲み出し効率を大幅にアップさせる作戦だ。

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土台を仕入れて設置する。

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手押しポンプの楽しさも捨てがたいので配管を分岐さえてバルブで切り替えられるようにして配管を済ませる。

そしていよいよ電動ポンプの出番だ。

おおおお、蛇口をひねると水がでる!!

カナケ水じゃなかったら水浴びしたいくらいだ!

これで1回の汲み出しに20分以上かかり汗まみれになっていたのが、5分と係らず終わることになる。ちょっとした休憩時間でも汲み出し可能となり回数も増やすことができる。

配管した際に濁りが復活したが暫く汲むと元に戻ってきた。汲み出し時に衝撃があるのは途中の配管でエアが入っているからと思われる。

そして3週間経過。

あまり変わっていないような・・・・

汲んだ水の様子を調べる。1日たつと真っ赤っか・・・。変わってねえ・・。

半年くらい汲めば状況変わるのかもなのだが、季節はもう10月も半ば。そこまで末と北国は冬が来て雪に閉ざされてしまう。

「これは掘るしかない」

8mを目指して堀りを再開することにした。

(vol.17に続く)


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