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Vol7.鞘管を作る②

前回の記事で鞘管の選択について書いたが、今回は選択した鞘管を使って井戸を掘っていくために鞘管の先端に穴を開けるという作業を行う。

鞘管の先端に穴を開けることで管の先端以外からも地下水を流入させ、くみ上げられる水の量を増やすために行うものである。

打ち抜き井戸2

開ける穴のサイズは直径2mm~4mm程度と言われている。あまり大きくすると砂や泥が流れ込んでくるし小さすぎると穴が詰まってしまうことになる。穴を開ける範囲も先端から50cm~1m、人にとっては2m位開ける人もいるようだ。

本当は取水する地層の状況によって適切な穴の大きさがあるのだが、最初に井戸掘った時点ではそんな知識もなかったので、2mmの穴を1m程度にわたって開けることにした。

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穴は電動ドリルで開けていく。ホームセンターのセールで売っていたHiKOKIのドリルドライバーをなぜか手にしている自分がいた。電動ドリルドライバーはその後でも家庭作業で色々役立ってるので良しとしてくれ。

で、穴をあけていく。「ギュィーン、ギュィーン、ギュィーン」果てしなく単調な作業。速攻で飽きる。そういや自分は超飽きっぽいB型なのである。

「そうだ、息子ならやりたがるかもしれん」

ということで長男(当時小6)を引き込む。

引き込むためには、楽しそうに見せないと。

ということで、手書きのポンチ絵を描いて息子に見せ、井戸ができたときの未来を語る。

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「ウチに井戸があったら水で遊び放題だぞ」「そのためにこんな感じで井戸掘るんだ」「で、このパイプに穴を開ける必要があるんだ」

ポンチ絵で分かった気にさせて人を巻き込むのは自分の得意領域である。手書きの意味不明な絵で誤魔化しながら説得する。

結果、

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7割くらいの穴開けを手伝って貰う事に成功。

残り三割は何とか自分で頑張り鞘管が完成。これを埋めていく。

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最初は鞘管に穴をあけるのもあったので1mのパイプを使っている。継ぎ手で接着し2mにして下穴に挿入。

既に下穴を1m程掘っているので残り1mが地上に出る感じ。

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鞘管の挿入が終わったので、ここからは管の中を掘り進んでいくことになる。

(vol8に続く)

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