Vol12.掘り再開
3mで貯まった水は水量、水質ともに満足のいくものでは無かった。
前回の記事でアップしたこちらのボーリング柱状図。ウチに割と近い公共施設建設時のものだが、こちらをもとに次の水脈を6m~7mと想定し、そこまで堀ってみることにした。
3mまでは比較的楽に掘れたので6mまでも同じくらいで掘れるだろうと思っていたが、それはとんでもない誤りであった。
地層が固い固い・・・。地下深くなればなるほど圧力がかかり土がしまり固くなる。これまでは井戸堀り器を何度か入れて鞘管に体重をかけると鞘管がぐぐっと沈んでいった。
しかし3m以降は掘り出せる土も少なく、鞘管も進まない。2時間で20cm掘れるか掘れないかといったところ。
鞘管に重しを乗せて沈んでいかないか試みる。作業終了後に重しを乗せて放置し翌日見るがほとんど沈んでいない。。。
1m掘って4mに到達したところでどうにも鞘管が沈まなくなった。そして抜くにも抜けない・・・。
地層が固いので鞘管を沈めなくても崩れないので、鞘管を沈めるのを諦めて堀を継続。4m・・5m・・。
季節は9月に入ったのであった。
(vol.13へ続く)