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コーチングとティーチングの使い分け

こんにちは、中小企業診断士の岸本圭祐です。

現状と理想の間には必ずギャップがあります。

理想は目標の最終地点であり、目的地に相当すると考えるならば、最終目標の途中には中間目標があります。

コーチングで必要なのは、途中の中間目標を本人の意思で決めてもらうことです。

本人が本当に達成したい目標を、一つひとつクリアしていくことによって、最終ステージを見事クリアし、ゲームの目的を達成するイメージです。

ある意味、ドラクエやファイナルファンタジーみたいなものです。

そのステージを自ら設定してもらうのが、実はコーチの役割です。

ですので、コーチは必ずしもクライアントが取り扱う分野の専門家である必要はないのです。

むしろ専門家の場合、自分の知識とか経験というバイアス・先入観が入り、相手の成長を妨げかねません。

むしろ、業務知識はそれほどなくても良いのです。

コーチは専門知識に依存し過ぎてはいけません。

もちろんあっても良いのですが、その時にはコーチングの局面ならば、極力教えません。

ティーチングとコーチングは区別します。

場合によっては、そのように宣言します。

一方で、例えば知識が足りないという自覚をクライアントが持っていて、その知識不足をコーチが埋められる場面が生じることもあります。

その場合、「ここからは私の持っている知識をご提供します」といったように、短時間だけティーチングに切り替えることもあります。

ただし、その時間はティーチングと明確に共通理解をしておきましょう。

そして、ティーチングが終われば、「またここからコーチングに戻りますので、目標設定あるいは行動計画に作成に移りましょう。」といった具合に切り替えます。

こういった形でコーチングとティーチングを使い分けます。


本日は以上です。この内容が皆さまのお役に立てれば幸いです。


岸本が代表を務める→株式会社ケーズパートナーズ

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