アメリカと日本の障がい者への対応2

日本では身体障害者がパラアーチェリーの中心です。目、耳が不自由な方はほとんどいらっしゃいません。知的障害者も日本では試合すらありません。
しかしこのベガスシュートには知的障害者、目、耳の不自由な方も出場しています。
障害の多様性、障害の平等化、障害への配慮、日本のパラアーチェリー、パラスポーツへの考え方を変革しなければならないと思います。
広島県廿日市市から自閉症、発達障害の子どもたちが出場しました。
彼たちは小さい頃から佐伯国際アーチェリーランドでルール、マナーを学び、遊び、生活の一部としてスポーツ、アーチェリーがありました。
時には怒り、笑い、泣き、競い合いアーチェリーのテクニックを磨いてきました。特に再現性のスポーツとも言われるアーチェリーには一つに集中する特性のある子どもたちには向いています。
室内アーチェリー競技のベガスシュートは彼らにとって1番得意な種目としてます。
いつもの仲間、スタッフが居て、楽しいアメリカの会場、面白いように日常的に的を射抜いていました。
彼らは知的障害クラスでもちろん上位に入賞しました。
日本との差を感じることはTOP3に入った子どもたちにはしっかりスポンサー契約がくる。
努力にはしっかりしたサポートが付くという事です。ご褒美ではなく責任あるアスリートとしての信頼です。
ここに本当の平等を見ました。努力する者への賛辞です。
障害は特別でもなんでも無く同じ人間、同じアスリートだという事。
だから選手として障害者として人間としてハッキリした目標、目的を持つことが出来る。
腫れ物に触るような日本のやり方とは大きな違いを感じた。
今後日本の障害者アスリートを育成して行くには障害者の身体、特性を学んだコーチングスタッフ、ケアスタッフ、メンタルケアスタッフが必要になると感じます。
ラスベガスシュートでは今後、知的障害者のクラスを募集し世界から選手が集まります。
新しいパラアーチェリーの扉は開かれました。後は日本が追いつく番です。

スポーツ経験ある無しではなくキチンとしたトレーニング、リスク管理を専門に勉強をした方が科学的、医学的、物理的に指導するいく、アメリカでは以前からアスリート育成の為に当たり前にしてきた。
日本のパラアスリートに関しては選手個人で考え、目で見て真似て経験してきた。
いわゆる根性でしてきた方が以前は多かった。シンドイイメージでハードルは高い、だからこそリハビリの延長になり選手が増えない。
やりたいスポーツに対して的確なアドバイス、指導か出来るよう、楽しさだけでなく、責任、リスクも指導出来る体制が未来のパラアスリートを育てる事に繋がると思います。

私がラスベガスで見て、感じできた感想、思いを述べてみました。

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徳政こういち
中途障害者から見た、経験した世界を記事にしてまいります。是非サポートをよろしくお願い致します。サポートは大切に今後の活動に、そして生きること、諦めないこてに使わせていただきます。 皆様のお力をお貸し下さい。