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gezanと踊ってばかりの国とkallaquriのライブを弘前マグネットで

20200217
Eureka the end
~GEZAN 5th ALUBUM「狂(KLUE) 」release tour 2020~
w/踊ってばかりの国,kallaquri(OP)
in弘前Mag-Net

ド平日、仕事終わりに弘前マグネットへ。
到着すると、開場の列ができていて驚く。入場に手間取り、少し遅れて会場の中へ。

既にOPのkallaquriが演奏していた。
激情プログレハードコア、青森を拠点とする地元バンド。その辺のハードコアバンドと一味も二味も違う。この日も恐ろしくかっこよかった。

終わった後企画者のせいかと少しだけ言葉を交わす。「すごい人だね」と。
本当に集客が凄い。後ろまで人がパンパン。平日の弘前マグネット。今一世を風靡している話題沸騰のバンドが来ているわけでもない(明らかに今GEZANは勢いあるけど)。それだけ今のGEZANの勢いがあるということかな。でもそれだけじゃないと思う。いつだってせいかの企画「Eureka」には人と愛が溢れてた。

踊ってばかりの国。
初めて見る。サイケデリックロックというジャンルに分けられる事が多いようだけど、結構POPな曲も多い。
1曲目のghost。イントロの音からこのバンドの世界の中に放り込まれた。
1音1音がものすごく綺麗で繊細で、そこにボーカル下津さんの唯一無二の歌声が乗ると、もう無敵。気持ち良すぎる。
ボーカル下津さんのステージングもすごく好きだった。楽しそうな表情、鬼気迫るかのように目を見開いて歌う姿、全身でギターを弾く姿。天才と言われる理由がわかった気がした。
楽しみにしていたラストのBoy。静かに始まるAメロBメロから激しさを増し爆発&転調するサビが圧巻なんだけど、何より長い長いアウトロがこの曲の最大の魅力。
全感覚祭2019の動画を見た時涙が止まらなかった。この曲が聴けて良かった。
一つの映画を見終わったような気分だった。今まで見たことがないタイプのバンドだ。
この年齢にたってもこういう体験ができる音楽、最高。

GEZAN
知ったのは2~3年前。Youtubeで全感覚祭の動画を見て強いメッセージ性と独特の世界観、唯一無二の音楽性に惹かれた。

「狂(KRUE)」がめちゃくちゃよくて。どっかでこういう革新的な音楽を求めていたのかもしれない。
脳をハッキングする赤曜日からライブは始まり、BPM100縛りの狂の曲を連発し、ダンスフロアと化していく。
強いメッセージ性が込められた「東京」、フロアを一発で爆発させた「wastern youth」、やさしい歌「DNA」、どれもこれもめちゃくちゃに心に染みたし、この街でGEZANを観れたことに本当にうれしくなったし、誇りに思った。

クソみたいな世の中。新型コロナウイルスに関する政府の対応が波紋を呼んでる。原発事故の頃と何一つ変わってない。インターネット世界では今日も誰かが誰かを罵ってる。情報が過剰に溢れて何が正しいか正しくないのか、自分の目で見極めていく時代。
マヒトがここ数年発している「想像力」という言葉。
この日に見たライブが考えるきっかけになればいいし、きっかけにしなければいけないなと思った。

本当にいい夜だった。いろんな人に感謝。特に感謝したいのはやっぱりせいか。すごい事したよね。俺はこれからも企画続けて欲しいと思ってる。無理のないペースでいいから。

弘前マグネットに来るのもあと何回かな。

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