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LOCAL SOUND STYLE奇跡の復活

昔話。


大学時代、多分初めて観たのは2006年冬か2007年頭あたり。
今は無き弘前亀ハウス。LOCAL SOUND STYLEの自主企画でNorthern19の1stアルバムのレコ発。対バンは上記2バンドにFOUR GET ME A NOTSとGROUND。
そのあとは弘前でライブをやる度に足を運んだし、盛岡にも行った。
2ndアルバム「HOPE」で全国的人気に火が付き、大手フェスにも出演するようになった。そのあといつだったか、弘前で毎年開催している地元バンドを集めたサーキットイベント「ROCK THIS TOWN」にローカルが大トリで出演していた時の光景は今でも鮮明に思い出せる。

でも、ある日突然、「明日の弘前自主企画を最後に、無期限活動休止します」と宣言をして、バンドは止まった。ラストライブは元々別のライブに行くためにチケットを取っていたので、行けなかった。風の噂でベース黒瀧さんがボーカル荒関さんにドロップキックを喰らわせたことを聞いた。その後ボーカル荒関さんが金銭絡みのトラブルにより、バンドを脱退。

ああ、もう復活はないんだなって。
悲しさ、虚しさ、諦め、いろんな負の感情が沸き上がって、ローカルの曲を聴くこともほとんどなくなった。聴けなくなった。たまに聴いてみても、悲しくなるだけだった。

あれから8年。
LOCAL SOUND STYLE再始動。ローカルメンバーの故郷である、閉店が決まった弘前マグネットをきっかけにオリジナルメンバーで再集結。
さすがに泣いた。こんなに嬉しいバンドの復活は今まで一番。
チケットは一瞬でソールドアウト。なんとか紙一重でチケットを確保できた。

当日は昔よくライブハウスに来てた仲間たちと再会。みんなローカルの復活を喜んで、東京や札幌から駆けつけてきた。
4人は変わってなかった。見た目や風貌は若干変わったメンバーもいたけど、演奏も歌声も自由なMCも、あの頃のままだった。8年のブランクを感じさせなかった。
Starting Overを荒関さんが歌いだした瞬間、走馬灯のようにあの頃の思い出が蘇った。そして今この瞬間目の前でローカルが音楽を鳴らしていることに感涙した。
4人ともあの頃より仲良くない?ってくらいアイコンタクトや言葉を交わしながら、終始和やかにライブは進んでいく。
ラストライブのドロップキックすらもネタにしてた。4人のわだかまりが無くなったのを見てホッとしたし過去の事なんてどうでもよくなった。今が良ければそれでいいやって。
お客さんもずっと笑顔だし、スタッフさんすら全力で楽しそうにしてた。
最後のトリプルアンコールまで本当に楽しさしかなくて、最高にハッピーな空間だったな。

こんな日があるなら、どんなに辛いことがあっても死なないで生きていこうと思える。
それくらい最高の夜だった。
音楽を好きでよかったしもう今人生最高モードになってます。
音楽は一生自分の傍で寄り添って一緒に生きていくんだろうな。

LOCAL SOUND STYLE本当に復活してくれてありがとうございました。
ゆっくりでいいから、またライブやってください。
行くから。

20200224 LOCAL SOUND STYLE "All That Remains" in弘前Mag-Net

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