Figmaはユーザーファーストなプロダクトなのか?
Figma Config 2022が終わりましたね。
個人的にも嬉しいアップデートがたくさんありました!
ダークモード対応やボーダーラインを上下左右で個別に指定できる機能など、ユーザーの痒いところに手が届く改善はほんと嬉しいの一言につきます。
その一方で、違和感を感じたところもあります。
(あきらかにユーザー価値がある)リリースをまとめて発表するのはユーザーファーストな姿勢なのか?、と。
例えばアジャイルでは基本的には価値を素早く届ける、ということが良しとされています。
おそらく今回発表された各機能は開発スケジュールもバラバラだったと思います。数ヶ月前にリリースできる状態になった機能もあるかもしれません。にも関わらず、イベントでの公開に合わせてリリースがペンディングされていた。
これが段階的に小さくリリースされていたら、それを使っているユーザーの生産性がもっと早く向上していたかもしれないし、フィードバックを受けての改善サイクルが回っていたかもしれません。
また、学習コストという点から見ても大量のアップデートはその分だけ把握するのも大変になります。
もちろん、カンファレンスで発表するというのは業界的に盛り上がります。今回のイベントでもさらにFigmaに注目が集まったと思います。
が、これはAdobeなどの旧来型のプロダクトのバージョンアップ思考を引きずっている気がするんですよね。Figmaがプロダクトのバージョンを強調しているならまだわかるのですが、、
という個人的な感想でした。