見出し画像

乳がんになったときの話③

②の続きです。

ドレーンが抜けて、いざ退院となりました。

約10日ぶりの外界は、季節が少し進んだような気がしました。(気のせい)

胸に違和感はありましたが、幸い痛みはほとんどなかったので、

家事や育児でリハビリです。

脇の下はすこししびれていて感覚がないままでしたが、

手術した跡は順調に治っていました。

病院で貼ってもらったテープが取れてからは、自費で医療用テープを貼って

手術跡のケアをしました。(テーピングについては、NPO法人E-BeCさんの

サイトのこちらの説明がわかりやすかったです。)

また、センチネルリンパ節生検のためリンパをとったので、

リンパ浮腫になる可能性が0ではないので重いものを持たないよう

気をつけるようにしました。

「重い」が具体的に何キロなのか不明なので、

最初は右手で持つのが怖かったです。

(今はさほど気にしていませんが、重いと感じるものを長時間持つときは

 左手で持つようにしています)

手術したことで、右腕への注射やマッサージは行わないようにしています。

仕事や家事,子どもや孫の世話,介護などでは,とかく頑張りすぎてしまいがちですが,休憩を取りながら作業することが大切です。また,皮膚に傷ができると腕の血液の循環量が増え,リンパ液が皮下組織にとどまり浮腫を生じやすくなるばかりでなく,細菌感染が新たな浮腫の発症や悪化を引き起こす可能性があるので,注意してください。手術をした側の腕には鍼(はり)・灸(きゅう)や,強い力でのマッサージ,また美容目的のリンパドレナージやマッサージは絶対に行わないようにしましょう。また,採血や血圧測定は行っても構いませんが,点滴や注射は今のところ安全性の確証がないのでやめておいたほうがよいです。(出典:患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版)

「右胸をとっただけ」で終わらず、

今までより少しできないことが増えました。


④へ続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?