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広大な宇宙を眺める時、
あるいは原子よりも小さな物資の世界を覗き込む時、私たちの眼前に広がるのは、複雑で難解なタペストリーである。
調和を保って何処までも広がるエネルギーの織物は、次元を縦横に織りなし、宇宙という時空のワンダーランドを生成させる。

存在をめぐるパラドックスは、何十、何百世代にも渡って、人の視線を空(宇宙)へ向けさせ、そしてその先へと誘ってきた。
今この時も、私たちは天の川銀河の片隅から、その外側に広がる謎に満ちた広大な海へと足の先を差し入れている。

宇宙科学らまだ歩み始めたばかりであり、宇宙の大部分は私たちから遥か遠く、余りにも奇想天外な振る舞いを見せる。
そこでの進行中プロセスについては、ほんの僅かしか分かっていない。

いま私たちは、人類が暮らすちっぽけな惑星で大きな変化が起きている事に気付きつつある。

そのキッカケを齎したのは良きも悪くもパンデミック(コロナ)かもしれない。
金融面では国際統一基準金融機関に大きな動きがあった。バーゼルIII規制に基づき、自己資本比率やリスク管理の基準を満たす必要がある。これらの働きは今後の世界に大きな変革を齎すであろう。
紙幣制度は終焉を迎え、金本位制に移行する時である。

そんな時に天の世界は、想像を絶するスケールで恒星の誕生、光輝、衰退、終焉を描き出す。
しかし、全宇宙の前には、それらさえも巨大な池の水面に立つさざなみ程度に感じられる。

遥か昔のシャーマンたちは、石の一つ一つ、木の一本一本に守護精霊が宿っていると信じていた。
現代の神秘家なら、星雲や銀河を形づくる渦巻状のプラズマについて、同じく事を言うかもしれない。

私たちがいるこの世界(場所)。宇宙の中には似たような場所が無数にあるのか、それとも私たちは極めて稀少かつ貴重な存在なのか。答えは不明である。

ただ、これは確かに言える事である。
生命と、その生の体験を自覚できるという事は、たとうべくもない祝福なのである。

自身の人生を全うせよ!!

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