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オールドレンズに興味のある方へ

オールドレンズってよく聞くけど、一体どんなレンズのこと?どこで買えばいいの?どうやって使うの?

今回はそういった段階の方に対する記事です。
難しい話はなるべく省いて、大まかな話だけしてみようと思います。

そもそもオールドレンズとは

古いレンズのことです。以上。

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さすがに石投げられそうなのでもう少し詳しく。

古いレンズには違いないですが、昔のレンズと言った方がニュアンス的には正しいような気がします。どれくらい昔のレンズかっていうと、人類がようやく二本足で歩くようになっ……ごめんなさい、もうしません。まぁザクッとフィルムカメラ時代のレンズって感じになりますかね。

オールドレンズの特徴

製造が機械化されていない時代に作られたレンズなので、個体差が大きかったり精度が低かったり、とにかく現代レンズのようにキレイに写らないレンズがほとんど。でも逆にそれこそがオールドレンズ最大の魅力となっています。

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もう一つの特徴としては、オールドレンズはマニュアルフォーカス(以下MF)であること。これを楽しめるかどうかですね。

例外としてマニュアルレンズをオートフォーカス(以下AF)化できる電子アダプターがあるので、ボディとレンズの組み合わせによっては、AFレンズとして使用することも可能です。

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あと、絞り値(F値)もレンズに付いている絞り環を回して設定することになります。
慣れていないと煩わしく感じるかもしれませんが、そういった部分も含めてオールドレンズを楽しんでいただけたらなと。

現代レンズとオールドレンズ

現代レンズって、中心から隅っこまで歪みや減光の少ないスッキリした描写を目指して作られていると思うんですね。さらには逆光にも強く、フレアやゴーストがなるべく出ないようコーティングなどが施されています。

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オールドレンズも製作された当時はキレイな写りを目指して作られていたんだとは思いますが、現代レンズと比べると一目瞭然。周辺減光あたりまえ、ボケはうるさく周辺が歪んだり滲んだり流れたり、フレアやゴーストも嫌がらせとしか思えないほど出まくります。

ですが、そういった弱点を"味"とみなして生かすのが、オールドレンズの楽しみ方なのです。

オールドレンズの入手方法

新品ではないので、ほとんどの場合は中古品として購入することになります。未使用品というものも稀にありますが、オールドレンズに何を求めるかってことを考えると、新品に拘らなくても良いのかなと。もちろん美観であるに越したことはありませんが、私の場合は光学系(レンズ)に大きなダメージが無く、外観もそこそこの状態なら買いかなって感じです。

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入手先ですが、中古品なのでネットショップやヤフオク・メルカリなどで探すか、オールドレンズを扱っている街のカメラ屋さんなどで探すのが一般的な入手方法となります。

価格はピンキリですが、安いものなら数千円程度で手に入ります。体感的に現代レンズの1/5〜1/10くらいかなぁ。人気どころのスーパータクマーは状態の良いものでも5,000円前後、ヘリオスで1万円前後くらいが相場じゃないでしょうか。

マウントアダプターを用意する

フィルム時代のレンズなので、フィルムカメラで使う分にはマウントさえ合えばそのまま使うことができます。

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問題は現代のデジタルカメラで使う場合ですね。
基本的にはマウントさえ合えば使えるので、ボディ側とレンズ側を同じ形式のマウントにしてやる必要があります。そのために必要となるのがマウントアダプターと呼ばれるマウントを変換するアクセサリです。

例えばSONY α7シリーズのデジタルカメラで、M42マウントのレンズを使おうと思えば、SONY NEX Eマウントカメラ - M42レンズ用のマウントアダプターを、カメラとレンズの間に装着しなければなりません。

マウントアダプターの価格もピンキリですが、K&F Conceptというメーカーのものならだいたい2,000円台で手に入ります。

オールドレンズの使い方

ボディにレンズを装着したら、ボディ側でいくつか設定をする必要があります。このあたりは『使用するカメラボディ名  オールドレンズ  設定』といった複合ワードで検索してみてください。大抵の場合、設定方法を記した記事が見つかることでしょう。(自信満々に丸投げする)

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あとは上でも述べたとおり、オールドレンズはマニュアル操作になるので、絞り環でF値を決め、フォーカスリングを回してピントを合わせてシャッターボタンを押せばOKです。
露出やISO、シャッター速度などは、通常どおりカメラ側での設定となります。

まとめ

ということで、簡単ではありますがオールドレンズ入門記事を書いてみました。オールドレンズに関しては、またそのうち掘り下げていろいろ書いてみようと思っています。

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それではまた。

by きょうすけ

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