手段と目的 距離編
この前、小学生から高校生の合宿のサポートで、
距離はどのぐらい踏んだ方がいいですか?
って聞かれた時に、手段と目的の話をした。
その中で、色々考えることがあったので、頭の整理のために書いて残しておく。
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陸上競技の長距離では、走行距離に対してよく耳にすることが多い言葉である。
本来陸上競技では、
目的 競技力を伸ばす(ために何をするか)
手段 必要な練習と量を確保する
目的と手段を履き違えているといえば、
目的 月間○○km走る
手段 1日○○km走る(?)
といったように、陸上競技に取り組むにあたり、距離を走ることに目的を設定していることから、否定されがちな考え方となっている。
距離を踏んだから伸びた!というのは、
目的 競技力を伸ばすために何をするか
という目的に対して、
手段 より距離を踏む必要がある状態であった
と考えられる。
(元々持っているスピードやエコノミーの上限までは、距離と競技力の相関は強い印象)
無理に距離を踏むと、上に挙げた2項目の能力が低下するため、距離を踏んでるのに全く伸びない、むしろ記録が低下する といったことが起こるのでは? と思う。
だから、自分が今必要な練習を取捨選択できる選手は強い。
そこを感覚的に判断できる選手は、単純な走りの才能とは、別のベクトルで才能がある選手である。
だから、もしそれを判断することが難しいと感じるなら、一つ一つ自己分析することで、自分に必要な要素を判断する才能を磨く必要がある。
といった内容を話した。
(こんな体系的には、話せてなかっただろうけど)
手段と目的 に関して話してるうちに、陸上競技だけに留まらず、自分の人生の分岐点には目的があって、そのためにどのような手段を取ったのかがあるはずだな。 と感じるようになった。
ex.
なぜ外部院進?
なぜ就職先は○○○ー?
なぜ新潟大へ?
就活の時に自己分析としてやっていたつもりだったけど、目的と手段 といった視点で見ていくとより自分の思考回路や価値観が見えてくるのではないかと思う。
自己満足にそのうち書く。