【フィリピン留学】留学体験記 in バギオ#0
2017年3月、当時学部3年だった僕は大学を2年間休学し海外に行くことを決断しました。
■留学しようと思うまで
1年間の浪人生活をへて、地元の香川をはなれ
名古屋の国立大学に入学。
高校生のころから自由な生活に憧れてたため、
初めての一人暮らしを満喫していました。
初めてのバイト先は引越屋で、選んだ理由は
もとより体を動かすことが好きだったことと
高い時給でした。
基本土日祝日のみの出勤でしたが
月の給料は10万ほどあり、
春休みなどの繁忙期だと週6で働いて、
学生ながらひと月に35万も稼いでいました。
仕事へのやり甲斐と高い報酬にどっぷりはまり、休みの日は友人と遊ばずバイトばかりしていました。
稼いだお金のほとんどは服を買うために使い、
貯金は0。
ちなみに学業の方はというと、
さっぱりでした。笑
工学部機械科であったため
8割の講義は物理か数学。
高校で習っていたことのただの延長。
それが将来どのように活きるのかが全く見えず
勉強するモチベーションがあがらないまま、
気づけば成績は落第ぎりぎりのレベルで
3年間ずっと学年最下層にいました。
そして学部3年の夏休み、
とある理由でバイトを一時休職。
急に暇になり、家でぼーっと過ごす時間が増え、
自分の人生について考えるようになりました。
大学の成績は最悪で、大学院進学できるかも危うい。
やりたい職種や働きたい会社もない。
一緒に時間を持て余す友達も少ない。
それまで彼女を作ったことすらない。
俺の人生まじでつまんね.......。
廃人になったような気分でした。
卒業前に何か新しいことに挑戦したいと思い、
ずっと興味があった海外留学を考えましたが、
すぐに挫折します。
大学に留学制度があるのを知り、学生窓口にいって担当者の話を聞くと、制度を利用するには高度な英語力の証明と大学の成績が上位であることが条件とのこと。しかも、条件をクリアしたとしても申請手続きに1年ほど要すると。
その時僕は学部3年の前期が終わっていて、
留学制度を利用するにはすでに手遅れでした。
結局何もしないまま学生生活を終えるのかと
完全に諦め状態のまま夏が過ぎ去っていきました。
■留学を決断する運命の出会い
2017年10月、留学という夢が消えかかった頃、3学年後期が始まりました。
初日は学生の配属研究室を決めるための研究室ツアーからでした。学生たちは決められたグループに別れ、研究室をひとつずつ見てまわります。
このとき、僕のグループの中に見たことのない女の子がいることに気が付きました。
可愛い見た目の子でしたし気になって話しかけてみると、その子はひと学年上の先輩で1年休学して留学してたため学年がひとつずれたのだと。
自分が興味のあるキーワードが出てきたので詳しく聞いたところ、その子はフィリピンで語学留学した後オーストラリアでワーホリをしていたとか。
フィリピン留学にワーホリ?
僕の知らない単語がでできたぞ?
さらに、質問を続けそのふたつについてどんなものか興味津々に話を聞きました。
どうやら僕は留学に関してリサーチ不足だったようで、彼女が教えてくれたことは目からウロコでした。
フィリピンなら安くすむうえに手続きに時間もかからないためすぐに行ける!ワーホリも面白そう!
その日家に帰ってすぐフィリピンの語学学校に関する資料を集め、母に電話し半年後に休学してフィリピンに行きたいという旨を伝えました。
■いざフィリピンへ渡航
フィリピンでも気候が涼しく過ごしやすいバギオという街に決め、学生ビザと語学学校の手続き、そして大学の休学手続きを済ませました。
いろんな手続きや引越し、荷造りなとで忙しく
英語の準備を全くすることもなく
学部3年の期末試験が終わってすぐの3月に
ひとりフィリピンへ渡航したのでした。
つづく
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