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【娯楽メモ vol.14】紙兎ロペ「コロッケ」



あらすじ


ロペ(ウサギ)と牧野(ヒョウ)が美味しそうにコロッケを頬張っている。そんな中、アキラ先輩(シマリス)はコロッケを我慢。なにやら理由があるようで…。

感想(※ネタバレあり)



TOHOシネマズでおなじみの紙兎ロペ。めざましテレビ内にて毎朝、ショートアニメが放送されています。

僕が小学生の頃から毎日なので、単純にすごい数ですね。Wikipediaを見たら、2020年3月の時点で1840本。コントタイトルまで全て記載されていました。誰だよここまでまとめた奴…(褒)。

2000本ものショートネタを毎日上げ続けてるって、エグいですね。もっと中の人(制作陣)にもスポット当ててあげてほしいです。

中高生くらいまでは登校前に見ていましたが、大学以降はそんなに朝早く起きられなくて、YouTubeチャンネルにて見ています。

たまに早く起きたとき、当時放送されていた6時45分ごろテレビをつけてみるのですが、放送時間が変わってしまったのか、なかなか始まりません。

誰か現在の放送時間教えてください。

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愛されるキャラクター

ウサギのロペと、いつも一緒にいるシマリスのアキラ先輩。

この2人めちゃくちゃ可愛くないですか?愛おしい。

紙兎としてタイトルになっているのはロペですが、メインで喋るのはアキラ先輩の方。ロペはそこに後輩として敬語でツッコんでいきます。

このお互いに気を許しあった上下関係って理想だし、いい距離感だなって思います。

そして、その他の登場人物も魅力的。友達の牧野(ヒョウ)、畑中(シカ)、内田(ハムスター)、アキラ先輩のお姉さん(同じくシマリス)やロペの従弟ノリユキ(パンダウサギ)などなど。

いかにも周りにいそうな名前ってのもありますが、みんな「動物」ってが愛される一つの要素ですよね。

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ほのぼのとした日常

リスとウサギのほのぼの会話。ずっと聞いていたくなります。むしろ自分もその場にいて一緒に駄弁りたい。

舞台になっている下町の懐かしさも感じられますね。八百屋をしているロペの実家、アキラ先輩の家の居間、バス停、公園、ラーメン屋など、作品の背景にもたくさんありますが、僕は駄菓子屋の前が一番好きです。

で、ロペの背景ってよく見ると小ネタ満載でおもしろいんですよね。

今回ので言えば、なんば書店の看板に書かれた「おかんアート」、柱に貼られた「警察官立ち読み所」、パン屋のシャッターの「祭日営業」の文字。

強引なモジリとかではなく、見つけたらクスッと笑える張り紙。ぜひ他にも探してみてください。

また、尺的にも短いから、朝にちょうどいいですね。

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楽しみにしているコロッケ

3年待ちのコロッケ。

たまにありますね。それこそ1年待ちのチーズケーキとか、2年待ちの寿司屋とか。

店側もよほど自信がないとできませんよね。

逆に「3年も待った」っていうだけで美味しいと思いこんでしまうところありそうですけど。

これ実は、行列のできるラーメン屋なんかと同じで、目当てのもののために費やした時間を無駄だと思いたくないという心理効果で《認知的不協和の回避》とも呼ばれています。

まぁさすがにコロッケは聞いたことないですけど、「3年待ちのコロッケ」って聞いたらめちゃくちゃ気になりますね。さぞサクサクホクホクで美味しいのでしょう…。

アキラ先輩と同じく、楽しみにしたい気持ちはわかります。せっかく3年間の予約待ちで食べに行くのだから。

でもそのために3年間コロッケ禁止はキツい…。耐えきれなくなった先輩の、最後の「コロッケぇ〜!」がとっても可愛かったです。

あと、高校生だから母ちゃんに予約してもらったってのも。家族仲良くてでほっこり。

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《数年待ちのお店×庶民的な食べ物》という視点が、毎日上げるネタを書く作家さんらしくていいなと。シンプルだけど、少し皮肉も含んでいて、この尺と世界観にぴったりで。

ロペの作家さんに会ってみたいです。


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