【娯楽メモ vol.16】ラバーガール「パワーポイント」
あらすじ
仕事の休憩中、話があると同僚の飛永さんを呼び出した大水さん。その話とは、先日飲み会で先に帰った理由を詳しく説明するため。そう言うと大水さんはスクリーンに自作のパワポを映し出し、説明を始める。
感想(※ネタバレあり)
僕がラバーガールで一番といってもいいくらい好きなネタです。
ラバーガールはショート動画が有名で、大水さんの変人演技がおもしろいと人気ですね。このネタはそんな大水さんらしさが存分に発揮されてます。
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展開の豊富さ
渋谷の人100人に聞いてみた
彼女から私にメールが届くまでの流れ
整形のくだり
などなど、展開のレパートリーの多さは流石ですね。ショートネタで見るような小ボケの連発で、ずっとおもしろい。次はどう遊んでくるんだろうと、最後までワクワクします。
そしてラスト、オチに大声でツッコむのではなく、静かに呆れる感じがベタすぎなくていいなと思いました。
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パワポネタの難しさ
パワーポイントネタは今となってはたくさんあるのかもしれませんが、内容がくだらなければくだらないほど活きますよね。
パワポ自体が会議などで使われる堅いイメージのツールなので、その振り幅で。
ただ、こういう系のネタは特になんですが、台本上では完璧でも実際やってみると「想定したところでウケが来ない」を痛感したり(実際に僕も経験あり)。
主に、ツッコミで。
台本を書いていると、ツッコミのワードで笑いが起きるイメージなんですが、実際はパワポの無駄な動きなどでウケて、ツッコミ自体がウケるわけではないことが多く…。
これが、お笑いって難しいなと脚本的な視点で思うところです。
この現象、ラバーガールの他のネタでもわりとある気がします。飛永さんのツッコミがうまくハマっていない感じ。
単純にパワポの無駄動き自体が笑えるのと、若干ツッコミにセリフ臭さがあるからですかね…?
ラバーガールだから、2人のキャラが知られているからウケていますが、無名だったり小規模だったりするとここまでのウケは難しいんじゃないかな、と。
パワポにツッコむネタは人と場所を選ぶ、ともいえるかもしれません。