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【娯楽メモ vol.32】バッファロー吾郎②(キングオブコント2008)

ネタ アンドロイド

地球に巨大隕石が接近中。自分がアンドロイドであることを知らされたトニーは、研究所にて博士からこれまで知らなかった自分の記憶、製造番号、構成物質などについて教えられる。てっきり自分は隕石破壊のために犠牲になるものだと思っていたが…。

導入

宇宙船のような空間に、ウィーンと自動ドアを開けて登場。

1本目の時も板付きでいいのでは?と書きましたが、またこの登場だけで笑いが起こっているので、もしかしてバッファロー吾郎の登場は毎回つかみ的な要素を含んでいるのでしょうか。

トニーは自分がアンドロイドだということを認識。だが、過去の記憶があることが気になる。それについては、

父 : 高倉健
母 : キャメロンディアス

と嘘の記憶を植え付けられていた。

このあたりの芸能人チョイス、1本目と同じくバッファロー吾郎らしくて絶妙だなと思います。

『う-1』


「君の製造番号は『う-1』だ」

「うぅのいち」と言うので、しばらく何のことか頭に浮かびませんでした笑。

「江戸時代の富くじみたいな!」と言われてやっと理解。一発で全員がわかるボケが理想ではありますよね。

「君を形成しているエネルギーは、アミノ酸、ブドウ糖、タンパク加水分解物、スクラロース……つまり、うまい棒と全く一緒だ!!!」

「ひょっとして『う-1』って…うまい棒1本分って意味なのか!!」

涙かと思ったら、出てきたのはコーンポタージュ。

「私は、うまい棒コーンポタージュ味だったのかぁーー!」

「なぜ私を作ったぁー!うわぁー(殴)!サクッ!ポキッ!ああ!」

挨拶終わり。

ウケ的にも、大喜利としての「うまい棒」が思ったほどハマってなかった感じがします。

世界観に沿った演技がしっかりしている分、内容が大喜利に頼りすぎてるのがもったいない気がしてしまう。このくだらなさがバッファロー吾郎のよさでもあるんですが…。

せっかく世界観を作り込んでいるので、なぜうまい棒と同じ成分でアンドロイドを作ったのかや、結局隕石はどうするつもりなのかなど、細かな設定の説明があるとなお良かったのになと思いました。

個人的に、コントは物語なので、辻褄の合うストーリー展開が理想です。

見ている側に疑問を感じさせないことが大前提。ドラマや映画でも、モヤモヤが残ると一気に冷めてしまいますから。

4分という短い時間の中で、いかに疑問を感じさせず面白い起承転結を描けるか。

難しいですよね。僕も日々勉強中です。

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