【娯楽メモ vol.15】マリマリマリー「家庭教師よんだら元カノ来てパニック」
あらすじ
浪人生の青年(橘くん)の家に、新しい家庭教師が訪ねてくる。しかし、入ってきたのはかつて自分が振った元カノ(風香ちゃん)。気まずい雰囲気を感じる青年だが、元カノはそんなことお構いなしに過去問の指導を始める。そしてラストには予想外の展開が…。
感想(※ネタバレあり)
サムネを見て、AVみたいなタイトルじゃん…とか思ってしまいました。というか絶対すでにあるって。
そんなことはさておき、マリマリマリーといえばアニメコントの先駆け的な存在ですね。それ以降、さまざまなアニメコントが投稿されていますが、やはりマリマリマリーが王道って感じがします。
主要キャラとしてかなめ、レイジ、美月、スミの4人がいますが、最近は登場が少なくて少し寂しいです。
逆に、最近は元カノ元カレ、浮気現場系のコントが多い気が。再生回数が伸びるんですかね。ゴシップ系はクリックしたくなるんでしょうか。まぁどれもおもしろいのでよしです。
実は僕、4月の頭にマリマリマリーのリアルイベントに行ってきました(『2次元と3次元いったりきたりするやつ』)。その中のアニメコントもおもしろかったので、それはまた今度紹介します。
ーーーーーーーーーー
青年のツッコミ
声が同じなので当たり前ですけど、かなめとスミちゃんのやりとりを見ているみたいです。
マリマリマリーの代名詞とも言えるこの静かで落ち着いたツッコミ、すごい好きなんですよね。作家兼かなめ役の深見シンジさんの声が、マリマリマリーのアニメ作風とぴったりマッチしているなと。
リアルな人間のコントだと、舞台の意識などもあってこのテンションにはならないと思うんです。心の声が漏れたように静かにツッコむ感じが、より親近感を湧かせているんでしょうね。
今回でいうと、ボケのキラーワードを復唱するところや、「はい」「あぁ」「確かに」「言ってなかった」など怒られてる時の小さな相づちがリアルで、かつテンポもいいので、聞いていて話がスッと入ってきました。
ーーーーーーーーーー
元カノのキャラ
元カノの風香ちゃん、いいキャラしてますね。世の女性代表と言ってもいいくらい、ズバズバと正論をかましてきます。人として立派で、惚れます。
「そうかそうか〜」「それが今は、ねぇ~」とかの口調がめちゃくちゃイヤミ掛かっていて好きでした。過去の恥ずかしい言動を掘り起こされて、地味にグサっとくるやつですね笑。
「ブブー」「バツバツバツ」のかわいさと、「ほざく」「雑魚男」「なにボケっと聞いてんの、メモは?」のギャップがおもしろくて、人気出そうだなと感じました。
元カノ風香ちゃんがボケでもあり、ツッコミでもあり。女性役をやる声の方が感情を乗せすぎず、かといって棒読みすぎずのいい塩梅だからこそできるキャラだなと思います。
ーーーーーーーーーー
“過去問”
過去の問題という意味では、確かに。当時の恋愛も過去問になりますね。試験の問題っぽさと過去の恋愛とをうまくドッキングしたなと、感心でした。
答え合わせになった途端いきいき喋りだす元カノ。さすが女子ですね。内容が確かにその通りすぎる笑。
「ここまで来たら、わかるよね。次に何するか。」ちゃんと傾向と対策で答えを導き出させようとしている。普通に風香ちゃん教えるのが上手いです。教師向いていると思います。
風香先生の恋愛名言集
忙しい中でうまくやる方法を探すのが恋愛
二人は対等なんだから、申し訳ないって思う必要はない
遠距離恋愛を理由に思考停止しない
好きだからだよ
勉強になります。
ーーーーーーーーーー
策士、風香ちゃん
復縁の流れ → 「そんなこと言ってる場合?」
勉強に集中…そうですよね → 「いや、諦めるの早くない?」
こんなこと言われたら、勉強どころではないです。思考停止するよそりゃ。でも、ちゃんと自分という目標見つけさせてさっさと帰るあたり、さすが風香先生です。
その後、お母さん登場。風香ちゃんは家庭教師ではなかったことが発覚。元彼の勉強スイッチ入れにわざわざ来てくれたんだそう。
………風香ぁぁ!!!
何このオチ笑、ドラマチックすぎる!風花ちゃんかっこよすぎます。最初AVみたいとか言ってごめんなさい。
ちょっといい話すぎるのがコントとして悔しいけど、マリマリマリーの雰囲気によく合ってるきれいな展開でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?