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【娯楽メモ vol.29】ロバート(キングオブコント2008)
ネタ トゥトゥトゥサークル
得点 473点(500点満点)
トゥトゥトゥサークルの見学にやってきた山本。その名の通り、トゥトゥトゥのリズムで話すサークル。くだらないと帰ろうとする山本を、部員2人で魅力を伝えなんとか引き入れようとする。
トゥトゥトゥのリズムで〜しゃべるのさ〜♫
明転して山本さんが「トゥトゥトゥサークル…?何だろう…」と言った後、トゥトゥトゥの音楽がかかるともう笑いが起きるの、普通にすごいです。
意味不明な設定でも、強引に素早く理解させてその世界に没入させる。なかなかできることではないですよね。
普段からあるあるとか、日常の雰囲気を遊びとしてネタにしているロバートだからこそだと思います。
でも、山本さんの「なにぃ〜?」「なんだぁ〜?」がそこまでハマってないのが少し残念…笑。
一つ感じたのは、割と序盤でトゥトゥトゥ縛りを諦めて普通に喋っちゃうのがよかったのかもしれない、ということ。
どうしても4, 5分トゥトゥトゥだけじゃ無理があるし、この人たちも当然サークル外では普通の人間やってるんだよなというのが伝わって。
だし、早めにルールを壊したことで、縛られずにのびのび遊んでる感じが出て、その後の英語合いの手やリズム変調など、内容に余裕が生まれた感じがしました。
部員登場 + 英語展開
山本さんが帰ろうとしたところに、馬場さん(部員)登場でまた盛り上がる。今回唯一のトリオとして、その良さが存分に発揮されてるなと。
山本さんも「めんどくさくないすか!?これで会話してんの!」って、見ている側の気持ちをすべて代弁してくれるので気持ちいいですよね。
『モテたい = かっこいい = 英語挟む』
という思考が最高にしょうもなくて面白い笑。
しかも、本当にかっこいい英語を挟むわけでもなく、This is a penみたいな王道わかりやす英語でもなく、
「something」「I like interesting」
「my friend ガソリンスタンド」
「my father パンティーストッキング」
「I don't like ホノルルマラソン」
などなど、合いの手として響きが気持ちよければ英語は何でもいいというのが、絶妙なラインついてていい。
my father パンティーストッキングって何だよ笑。
でも、若干この英語パート長いような気もしました。トゥトゥトゥのリズムで歌うと1パートで10秒ほど使うので、1ラリー削ってもいいのかなと。どれも面白いのでもったいなくはありますが…。
その後、部員2人がトゥトゥトゥから派生して、いい歌詞で気持ちよく歌っちゃう。
このあたりの、リズムを変えてちゃんと展開されてるのも、構成としてちゃんと考えられている。
ノリで思いついた遊び一つで強引に乗り切るのではなく、ちゃんと飽きさせない要素を入れてくる。
ここがこの年のチョコプラとの差かもしれません。
ただ、山本さんが言うほど内容が「いい歌になっちゃってる」かはわからないけど笑。
オチ
「帰ります!」
「入部してくれよ〜♫」
「むぅぅぅりぃぃ!」
確かに目の前でこれずっと見てたら一回やってみたくなる気持ちはわかります笑。
でもやってみたらやってみたで、山本さん全くリズムとれてないし、それを見て部員たちもちょっと引いちゃってる。
こっちが乗ったら急に冷める感じ、オチとしていいなと思いました。