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【娯楽メモ vol.28】チョコレートプラネット(キングオブコント2008)
ネタ 古代人の揉めごと
得点 415点
古代ギリシャ、親友2人がケンカを始める。その内容は、先週の土曜日に一人で黙ってオフィリスレディオス(OL)とのゴルゴンコンパニオン(合コン)に行っていたというもの。そのまま問い詰めていき、最終的に相手女性のメハト(メールハトレス)をかけて決闘に。
古代ギリシャ特有の語感
「壺に取っ手をつけるアルバイテトス」
「オリンポス建設のオフィリスレディオスと3対3のゴルゴンコンパニオン」
この2つのセリフで完全に笑いのポイントを理解させたのが強いですね。古代ギリシャっぽさがありながら現代語としても通じる絶妙なライン。らしさ全開で最後まで面白かったです笑。
チョコプラは身近な題材を遊びに変えるプロですよね。何か一つクセのようなものを見つければ、それをどんどん派生させていく。ロバートとも近いところあるかもしれません。
「カラオケリスに行って何を歌ったのだ!?レミオロメロスか?エグザエロスか??」
→「ゆずルス」
「ディズニーランティスの遺跡に行って、ミッキーマウルスやドナルドダウルスと…!」
→「クマのプールス」
この辺の外し方も絶妙でした笑。
アルチスムルケスポリス!
この時代の連絡手段は携帯伝書鳩。メハト(メールハトレス)を交換してやりとりするらしい。
相手女性のメールハトレスを教えろと揉み合いになり、つい相手を殴ってしまう。それについてすぐ仲直りはするが、メハトをかけて決戦に。
「アルチスムルケスポリスで勝負だ!!」
今までみんな何となく言葉の内容わかっていたと思います。が、ここでピンと来ない単語を出してなんだろうと思わせたのがいい展開だなと感じました。
その内容とは、あっち向いてホイ。
一瞬特殊な決闘かと思わせた分、当時からこんなことしてたんだ笑、というくだらなさが倍増してより面白かったです。
オチ
結局、松尾さんの方が負けて、悔しくて「負けた負けた負けた!!」とダダこねるところで挨拶終わり。
これまでがずっとコンスタントに笑いをとっていただけに、ここで終わり!?という拍子抜け感が少し残念でした。
確かに目の付け所は面白いんですが、それ一本だから終わり方難しいですよね。せっかく古代ギリシャ語で来たので、最後もそれ関連で落とせたら理想だよなと。
一つノリでできる遊びを思いついた時、いかにそこからはみ出すかがネタとしての完成度につながってくる気がします。その意味で、まだルールの範囲内でしか展開できていない。
このあとロバートが出てきて、似たような感じでオリジナルの遊びを展開していくのですが、チョコプラは枠の中で、ロバートは枠からはみ出して遊んでいる感じがして、そこが点数にも表れたのかなと思いました。