早稲田大学(国内MBA)を受験して不合格→再受験で合格した話
この記事を書きたくてnoteを始めたと言っても過言ではありません。笑
2023年の4月から早稲田大学大学院経営管理研究科 (通称:WBS)に通っています。タイトルの通り1度落ち、リベンジした2回目に合格しました。
不合格体験記というのは中々なく当時自身が欲しかった情報を残したいと思います。
(気がついたら24年入学の冬受験の応募前になってしまったので、突貫で記事を作成しました・・)
1.WBSの入学プロセス
詳細はホームページに載っているので割愛しますが、私が通っている夜間主総合MBAプログラムは秋と冬に2回受験のチャンスがあります。
24年入学からは入学プロセスが変更になったようですが、私が受験した23年4月入学向けの試験では、1次が小論文と事前に提出するエッセイ(研究計画書)を総合的に評価して合格者を決定し、2次面接で合否を判定するというものでした。
エッセイ(研究計画書)は大きく3つで構成されています。
エッセイ1:これまでの実務経験のなかで成し遂げたこと、および現在の 担当業務に関する詳細について
エッセイ2:あなたのキャリアゴールを具体的に設定してください。それをどのように達成するか
エッセイ3:志望プログラムへの期待と入学後に予定している研究テーマについて
これらの書類の準備もですが、限られた出願期間で出願書類の準備、受験料の入金、書類の郵送とここで離脱する人がいるのでは・・と思う作業が必要になります。(自分だけ?笑)
2.秋募集の選考
私は一次試験で不合格でした。
事前のエッセイ(研究計画書)は3ヶ月くらい時間をかけ、職場の上司などにも相談しつつ(結果アドバイスはほぼ無視したのですが・・)それでも自分としては納得のいく内容で提出しました。
小論文の試験は日本経済新聞の記事から「グラフの読み取り」と「文章を読んで意見と自分の経験を踏まえた回答」についての2問が出題されました。
受験後の出来としては「小論文で落ちることはないな」と思っておりました。
今思うと、我ながら浅はかな考えだったな・・その慢心がダメだったんだろうなと反省しております。
3.秋〜冬応募(再受験への葛藤)
11月上旬に1次受験の結果が出るのですが、冬受験の出願まで約1ヶ月しかありません。
受験を志した当時の心境としては「今しかない」という気持ちから今年ダメなら来年に再受験という選択肢はありませんでした。
それに加えて、個人的に手応えがあった秋受験の結果の不合格で「同じ基準で選考しているはずで秋落ちて冬受かる訳ない・・」という気持ちもありました。
<当時(2023年)の秋、冬募集のプロセス>
仕事も家庭もある中で、自分には縁がなかったな・・とモヤモヤしている中で、我が家の神様(妻)が「せっかくチャンスあるなら最後までやってみれば?」という一言で、出願期間の直前に再受験の決意をすることにしました。
結果として縁があり冬受験で合格することができたので、妻には感謝しかありません。
4.冬募集の選考(準備)
出願期間の直前に再受験を決めたため、実質1週間と限られた期間で秋受験の振り返り、冬に向けて戦略を立てる必要がありました。
同じ境遇の方で気になる方もいるので、私個人のケースとして紹介します。
<再受験にあたり戦略>
①出願書類について
秋用に作成した書類(エッセイ)から内容を変更する、しないについて悩まれる方は多いと思います。
特に同じ受験期の中で変更することは2次試験(面接)の際に「秋と冬で書類の内容が違うね」とツッコミが入る懸念もあります。その点においては、一貫性はブラさず表現や構成を変えるという点を意識し、私は大きく見直すことにしました。
以下にまとめます。
エッセイ1:キャリアのなかで成し遂げたこと
秋受験の際は自身のキャリアについて時系列を過去から現在の内容で、転職の際に作る職務経歴書の面白みもない無難なものでした。
私の場合は現職(スタートアップの事業開発職)に業種と役職を変えた事がキッカケで大学院での学びの必要性を感じ応募したこともあったので、時系列を逆に文量も現職に重きをおく構成に変えました。
その上で前職までの経験が現職でも強みになっていること、エッセイ2のキャリアゴールにつながるようキャリアの一貫性も意識し再作成をしました。
エッセイ2:キャリアゴール
キャリアゴールについては、自身がやりたきことが明確だったので修正はしていません。(ここが変わるのとなると自己分析が足りないと思いますし)
エッセイ3:研究テーマ
研究テーマについては何を大学院で学び、研究したいのか?という志があり、前提として変えない方が良いと思っています。
(私が志望したコースはM2でゼミを選ぶコースのため、研究したいこと学びながら変わるだろなとは内心思いましたが・・)
それでも私はここが秋の受験時に詰めが甘かった箇所と思い、修正をしました。
研究したい内容について大筋のテーマは同じですが、秋の場合は定性的なアプローチで読み手にもわかりにくい内容だった可能性がありました。その点、先行研究をベースに定量的なアプローチと記載に修正をしました。
(定性、定量のどちらのアプローチが良いかという議論ではなく、入試における採点者が採点しやすさを重視した構成にしました)
②小論文について
WBSにおいては24年入学から小論文は無くなったので、気になる方は少ないと思いますが、小論文について出願してから一次試験(小論文)の間に以下のテキストを購入して、対策をしました。
まず結論を書く、1つ目に、2つ目に、最後にと言った論理的に〜と基本的な内容ではありましたが、受験までに2周やって本番は秋より更に納得のいく結果であったので効果はあったと思います。
5.冬募集の選考(一次〜面接)
エッセイの作り直し、突貫の小論文対策をし、半ば開き直っていた私はこれで一次で落ちたら、キャリア(現職の所属、学生)など別の要因だなと精神状態で小論文の日を迎えました。相変わらず浅い・・のは変わらずですが、緊張もせずのぞめました。
小論文の内容はパタゴニア社の経営理念に関してで問題は2問、秋とは少し傾向は違いましたが自身が考えるミッション、ビジョンなども採点者側が評価しやすい要素も計算した上で回答できたのではと思っています。
とは言え、秋も自信があり落ちたため一次発表の合格発表までは半信半疑で、番号を見つけたときは驚いたというのが正直な感想でした。
面接については、(自身の勝手な偏見で)一次試験である程度絞れていて、合否のボーダーにいるの選定の場であると思っていました。
そのため事前に提出した書類とブレずに、本当に入学して学びたいという熱意を伝えることだけを心がけて臨みました。
面接後は「これでどう合否を判定するのだろう・・」という感想で、今でもどこを見て合否判定されているのだろう・・といまだに選考基準はわかりませんが、結果として合格をいただき、リベンジを果たすことができました。
最後に
選考基準は勿論わかりませんが、秋と冬で比較はされず、フラットに応募書類と小論文の内容を見て選考してくれたのではと感じています。
早稲田以外にも複数受験の機会がある大学院はあると思います。
1度落ちたからその年が受からないという訳ではないと思うので、私と同じような境遇の方は是非最後まで諦めずにチャレンジしてください!!!
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