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リクルートで新人時代にめっちゃ言われた言葉20選

リクルート(当時リクルートキャリア)を辞めて1年ちょい経つわけだけど、やっぱり新卒で入った会社で真っさらな頭に叩き込まれたことって忘れにくいし、当時は「はああぁぁぁぁ?」って思ってたけど、今あらためて噛むと味出てくるなあ、みたいな言葉もあったりする。

転職やら起業が選択肢として浮かびやすい時代になってきた感はありつつも、やっぱり最初の職場で受け取るものって超大事だよな、と思う。

んだけど、当然時間の経過につれて、バケツに穴がバンバン空いていって脳みそから金言が漏れ漏れになってるのを感じるので、
忘れないようにメモっておこう、と思った次第でやんす。

断っておきたいのは、あくまでこれって「僕の頭の中に『こんな感じのこと言われたな〜』と残ってる記憶」であって、実際言われたかどうかはわかんないし、言葉の意味についても9割8分は僕の解釈なので、主語はリクルートでもリクルートの上司でもなければわたくしだと思って見てくださいまし。

現役及び元リクルートの人は、ププこいつ全然本質わかってないやーんとほくそ笑んでくださいまし。

さーて!予防線もバッチリはれたことだし、20選いってみよう!
予防線には自信あんだ、オレ!
ナイス予防線、オレ!


その① 「目的とゴールは?」

打ち合わせ/資料/相談/打ち手
全てに対して「目的とゴール」を
(少なくとも頭の中では)設定すること。

例:打ち合わせ
なんのために時間をとるのか?そこで何を得たいの?

それがないと、そもそも相談する人は合っているか?
時間は足りるか?資料はパワポか?ワードか?とか決まらんぜ。
打ち合わせ始まったら間髪入れず
「ででーん!この場の目的とゴールを発表いたします!」
これがデフォなんだぜ。

嘘だぜ。ラポールくらいは挟んでいいんだぜ。

その② 「得るものと失うものは?」

「何を得たいか」はみんな考える。
でも「それを得るために失う(かもしれない)もの」は?

何を得るために、何を失うのか?
わかりませんでは何も決まらない。
確定しない場合でも、どれくらいの幅で得る/失うが存在するのかを見立てる。

失うものとはリソースや機会。
その得たいものって、ほんとにこのリソースかけてまで得たいもの?
それやる時間あったら他のことやったほうが効果ある、ってことはない?

家を離れて一人暮らしして得られる自由って、
寿命残が短い(失礼)カアチャンと一緒に入られる時間を失って得てるんだぜ?胸のあたりキュンってなるだろ?

その③ 「仕事依頼時の3点セット」

作業/打ち合わせ同席/確認/相談…
何でもいいけど、仕事を依頼する人間は必ず3点セットを準備せよ

1.何を頼みたいか?
依頼はシャープに具体的に


よくあるダメダメな例:資料の確認オナシャス!

→先方に展開前に誤字脱字ないかチェックしてください
→この前会話した内容と齟齬がないか確認して下さい
→他に考えうる提案がないか確認してください

2.目的と背景(経緯)
そもそもそれ、やる必要ある?

目的のない仕事はやらなくていい仕事。
人の時間を無駄な仕事で泥棒しない。

逆に、なんのために?なぜ?をシャープに伝えれば
アウトプットもシャープになる。

3.納期(作業時)
いつまでに?

「仕事を終わらせることができるのは〆切だけ」

納期なしで依頼来たら
「はーい死ぬまでにはやりますね〜、それかやんないかも」
ファイナルアンサーだよ!!

(納期の妥当性判断のためにも2が大事なんだよ!)

その③の裏 「二つ返事は『俺デキるやつオナニー』」

ひとつ前で紹介した
1.依頼内容
2.目的と背景
3.納期

これらの確認なく「お、オッケー任せて〜」って言うやつ。いる。

これ実際はこう。

「お、オッケー任せて〜(ヒャッハー!みんなから仕事ふられて超忙しい感じ出しながらも即OK判断しちゃうオレかっくいい〜〜〜〜フウ〜〜〜!!!オナニー気ん持ちイイ〜☆☆)」

仕事中にオナニーすんなよ!

仕事中に!!

オナニー!!

すんなよ!!!


あなたの大事な時間だよ。

そもそもやる価値あるか?
自分がやるのが(顧客にとって/チームにとって)ベストか?
納期がないならやらないor自分で設定する。

これ大事よ。

受ける側もやるからには確認&コミットせよ。
相手が誰であっても(社長でも顧客でも)

オナニーは仕事終わってからしろよな!


その④ 「タスク振りの4点セット」

一部③とも重複するけど、会議時など複数タスクが発生することがある。
その際に、

1.誰が
2.何を
3.いつまでに
4.どのレベルで

を必ず全員で確認せよ。

特に4が抜けがち。
メモでいいのか、Excelなのか。
リストでいいのか、グラフが必要なのか。
俺か、俺以外か。

その⑤ 「任意参加=参加不要」

「来ても来なくてもいい」ほどの無責任はない。

絶対に必要と判断できる場合は呼ぶ。
そうでない場合は呼ばない。
その人を呼ぶ時間=他の大事なことができたはずの時間

受ける側も「任意参加」への参加は趣味と思え。
仕事中に趣味しない。

オナニーもすんなよ!絶対すんな!

その⑥ 「寝技?立ち技?」

コミュニケーションを大別して、
自分が今何してるのか把握せよ

寝技=仲良くなる、よしなにやる
立ち技=ロジカルにやる、シャープにやる

「あの顧客は立ち技効かないから、一旦会食行こう」

寝技っていっても下ネタじゃないぞ!
そもそも「寝技」は下ネタじゃないんだよ!アホか!


その⑦ 「変数?定数?」

影響範囲外のことで悩むのは時間の無駄

変数=自社、自分でなんとかできるもの
定数=自社、自分の影響範囲を超えたもの

例:どれが変数?コントロール可能度合いは?

店舗の売上
=エリア人口×来店者率×一人あたり購入点数×品物平均単価

彼女を振り向かせることはできないんだよ!
彼女が振り向くような俺になることしかできないのさ!
無理やりいったら首グイーなるわ!

その⑧ 「自分が相手だったら?」

自分が相手だったら受け入れないようなことを相手に求めるな
自分に都合よく解釈するな

自分が相手だったら≠こいつが私と同じ考え方だったら

自分が相手だったら=この人の考え方/職責/立場に立ったら、どうか。


つまり分かるよね?

オナニーすんなよってことだよ!


その⑨ 「それ、誰が喜ぶの?」

社会にとって、人にとって良い仕事をせよ。
自分のために仕事をするな。

自分にとって都合の良い「顧客」を勝手に作り上げるな。
顧客の声を聞き続けろ。

自分だけが気持ちいい、相手は知らないってお前それオナ(以下略)


その⑩ 「お前の仕事じゃないの?」

「やれって言われたんでやります」じゃない。
「自分の仕事だから」やる。
当事者意識を持つ。

目の前の顧客をいちばん救えるのは、自分。
目の前の課題をいちばん解決できるのは、自分。
自分がやらねば誰がやる。

そんなふうに思えません。じゃない。
そんなふうに思う気がないだけ。
そう思えるくらいまで、
徹底的に情報に触れる。現場に行く。
思考する。行動する。

使命感はあとからついてくる。

逆に言えば。
やれって言われたからって、素直にやりゃいいってもんじゃない。

メガネ「必要だから呼んだまでだ。乗らないならば帰れ!!」
もやし「そんなのできっこないよ!!」
美少女「でも乗らないと私が痛い思いするわ、、」
もやし「僕が、エヴァに乗ります!!」

こういうことですよ。


どういうことですか?


その⑪ 「で、お前はどうしたいの?」

ほぼ毎日ほぼ全員が上司からも同僚からも投げかけられる。

お前はどうしたい?≠お前がやりたいことをやれ

お前はどうしたい?=プロとしてポジションを取れ

状況はこう、
お客さんはこう言ってる、社内の人はこう言ってる、
そりゃ立場も違えば思惑も違う。

で、

結局あなたはプロとして、どうするのが最も良いと考えてるの?

っていうことなんだと僕は思ってる。

メガネ「できないならば、帰れ!」

その⑫ 「素案は?対案は?」

「どうすればいいですか?」を聞くのは5流
あなたの存在価値は、ゼロどころかマイナス。いないほうがマシなレベル。

荒くてもいい。素案を考えろ。
とにもかくにも素案がないとハナシが進まない。

さらに素案だけでもハナシは決まらない。
「他に選択肢はないか?」考えろ。
素案+対案を比較して初めて意思決定できる。

美少女が一人現れて「私を抱くか、抱かないか、選んで!」って言われるより、
美少女が二人現れて「どっちを抱くか、選んで!」って言われたほうが
うっひょ〜ってなるだろ?

そういうことだよ!!

その⑬ 「スキルorスタンス?」

何かが「できない」というとき。

それは物理的に不可能なのか?
それともやってみたけど「能力が足りない」のか
それともそもそもやる気が無い(スタンス)のか?

物理的に不可能ならやらない。
能力が足りないなら、仕事を通して成長する、もしくは力を借りる。
やる気がないならまずはやる。
やる気はあとからついてくる。

リクルートではこれを「Shall we dance?」みたいに言うのが流行ってた。

流行ってない。誰も言ってない。


その⑭ 「事実なのか解釈なのか?」

事実と解釈を分けて話す
勝手に解釈したことを事実と勘違いしない。
事業判断は事実に基づいて。

調子がいい/悪い=解釈
数字=事実

よくあるだめな例:
「顧客がこう言っている」は事実か?
 →NO→顧客の解釈だから。「本当にそうか?」の観点を常に持つ。

こいつは本当にリクルートにいた人間なのか…?
リクルートにいたと「勝手に解釈してる人間」ってことはないか…?

それって…ホラーじゃないか…?

その⑮ 「因数分解すると?」

課題はシャープに分解せよ。
切り口のシャープさを鍛えるには、
1.引き出し数を増やす
2.反復
しかない!

例:売上の分解は無数にできる
=単価×販売数
=営業人数×一人あたり売上
=マーケットサイズ×シェア
=顧客数×客単

因数分解とか最大公約数(利害が一致しない可能な限り多くの人の願いを叶えるとき、みたいな意味合い)とか、算数で使った言葉がたまにビジネスでも出てくるけど、

数学例えはビタッとうまいことハマらないと超恥ずかしい諸刃の剣だから
素人のみんなはやめような!


その⑯ 「見立て仕立てが8割」

リクルート的に仕事を分解すると

仕事= 見立て × 仕立て × 動かす

見立て=企てる。見積もる。
仕立て=設計する。事前にネゴる。資料を作る。
動かす=自分がコミットする。人を巻き込む。

見立て仕立てで仕事の成果は8割決まる。
仕事の成果は取り組む前に決まっている。

決まってるならやらなくてよくね?

そういうことじゃないんだよ!


その⑰ 「すり合わせろ」

仕事を始める前にアウトプットイメージをすり合わせる

仕事を始めて1時間立ったらそこまでの成果をすり合わせる

納期まで20%過ぎたタイミングで
全仕事の80%を完成させ、そこまでの成果をすり合わせる

納期20%過ぎて成果80%まで行かなければ、
納期の後ろ倒しをすり合わせる

ベクトルを合わせ続ける。
納品までのすり合わせ回数が成果を決める。

こすり合わせるんじゃないからな!
仕事中にオナニーすんなよ!


その⑱ 「判断の精度を上げよ」

仕事は判断の連続。
今何やるか、連絡をするか、打ち合わせするか、
何を言うか、誰に言うか、どう言うか。

一つ一つの判断の精度が上がる
=仕事が「デキる」ようになる、成長する

だから。とにかく打席に立つ。バット振りまくる。
三振いっぱいする。どうしたら次は当たるか考える。

だから。自分よりデキる人と
すり合わせる。意見を聞く。アドバイスを貰う。

人の意見を素直に聞かないやつ
=ずっと自分の判断基準に固執するやつ
=成長しないやつ。

違うバット会社で振りまくってたら懲戒だからな!

その⑲ 「他人や環境のせいにするな」

うまくいかない原因を
自分以外に置いている限り、自分の行動は変わらない。

自分の行動が変わらないと、結果はいつも周り次第。
うまくいってもラッキーでしかない。

たとえ誰かのミスだとしても、
「これを防ぐために自分にできたことはゼロだったか?」
「同じことをしないために自分が行動を変えるとしたら?」
と考える。
他人は変えられない。過去も変えられない。未来は予測できない時代。
変えられるのは、今の自分だけ。

つまりどういうことかって、
地球温暖化は俺たちみんなの責任だし、
政治がつまんないのも俺たちみんなの責任ってことだよ!
ハッとするよな!しないか!


その⑳ 「仕事の報酬は仕事」

みんなオモシロイ仕事をやりたがる。
みんなデカイ仕事をやりたがる。

でも「眼の前の仕事」を、
つまんなくても面白がれるやつ、
小さい仕事てもそれを最大化できるやつにしか、
そんな仕事は回ってこない。

自分が顧客なら、自分が上司なら、と考える。
いきなり責任重大な仕事を任せるか?
まずは影響範囲狭いところからやらせるはず。

だから任されたら、飲み会だろうが雑用だろうが
絶対に期待を超える。それが一番の近道。

そしたら次はもっとデカイ規模の飲み会の幹事になれるし、
とんでもない量の雑用が飛んでくるから!
やったじゃん!な!頑張れ!な!


と、いうわけで20選。染みる〜

僕もたまに読み返して、何度でも染みさせようと思う。

リクルートを受けようかな〜と思ってる新卒のあなた。
入ったらこれに近いことを言われると思います。たぶん。
ほかを知らないので参考にならないけど、僕は入ってよかったな〜と思ってるぞ!


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旧友
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