リクルートを退職しました。新たな挑戦を始めます。
2020年10月2日を以って、4年半勤務した(株)リクルートキャリアへの出社を終えました。(正式な退職は10月末)
で、やめる人は、退職する時に、全社員(か、もしくは同じ事業部の全員)向けに挨拶メールを送る、っていう文化があって。この文化の範囲わからないんだけど、どこでもそうなのかな笑
その挨拶メールを、例に漏れず僕も書いて送ったんだけど、出来がよかったのかいろんな人から絶賛されました。いえーい!
割と執着なくサッと書いたつもりだったんだけど(にしては長いけど)、褒められると急にもったいない気持ちになる、というみみっちさを発揮し、それどころか、いっそ社外の人にも褒められたいという欲が出てきてしまった。
そこで誰が読んでも違和感がないように加筆、修正を加えて公開することにしたのだ!
つまりこれは純粋に文章が面白いね、と褒められたくて書いているだけのものなんだ。。もっと褒めてくれ…!
リクルートキャリアを退職しました
リクルートキャリアには2016年の4月に新卒入社しましたが、
「留年しがち」という持ち味により、高校に4年、大学に8年も通った僕は、同期と比べると5つくらい歳を重ねた新人(26ちゃい)でした。そんなやつを採用するなんて、懐が深すぎて底が見えない会社だなあと今でも思います。
就職活動してた時、高校4年、大学8年行った、というだけで(だけでもないんだけど笑)、ほとんどの企業は書類すら通らなくって。
正直、もう全部嫌になって、誰とも会いたくなくて引きこもって、そんなことしてたら本当に外に出られなくなっちゃった、みたいな時期もあって。
でもこの会社のひとだけは、
たとえ端からは遠回りに見えても、
それでもどうしても向き合いたいことがあったんだね。譲れないことがあったんだね。
他の人のように、器用に済ませることはできなかったかもしれないし、
それで苦しいこともあっただろうが、それは君の持ち味だよ。
と言ってもらい、それで入社を決めました。
そこからは長らくサービス企画開発として仕事をしましたが、
年齢ゆえにかプライドばかり高く、「教えてください、ごめんなさい、ありがとうございます」が言えず、とても長いあいだ、全然仕事ができませんでした。
挙げればきりがないですが、当時からのリーダー、マネージャー、部長、役員の皆様には、そんな無能のペーペーの僕に、果てない忍耐強さと愛で向き合い続けていただき、そのおかげで少しまともになれました。
あなた方のようになりたいと思いこれまで仕事をしてきましたし、それはこれからも変わりません。
そのほかにも、大変多くの方から鍛えていただきました。プライベートも含めいろいろな相談に乗ってもらったり、また高い期待をかけていただき、時に全力でリテンションしていただきました。
協働させていただいた営業部のみなさまからは、仕事上のやりとりで勉強させていただいたことに留まらず、時にはお酒の席やプライベートなお誘いも頂きました。みんなそうかはわかりませんが、現場を知らない企画のペーペーとしては、皆様が仲良くしてくれる、というだけで、とても嬉しいものでした。
2020年4月からの半年間は、カスタマーサクセス(風)部門にて、初めてメンバーを持ちマネジメントの経験をさせていただきました。
公言しているとおり、配属を聞いた時は気乗りしなさすぎて退職を考えましたし、
配属されてしばらくは、役に立たなさすぎて退職を考えましたが、
マネージャーの皆様や、毎週一緒に脳みそに汗かいて議論した皆様のおかげで、また誰よりもメンバーの皆様のおかげで、最終的にはマネジメントの仕事をすごく好きになれました。最後にこの組織で働けたことには大きな意味がありました。
そうして思い返していると、これまでの全ての部署で、向こう三軒両隣の関係で仲良くしていただいた部署のみなさま、ペーペーの僕でもクライアント扱いしてくださったパートナー企業のみなさま、仕事で一切関りがないのにお酒の席や喫煙所でいつも仲良くしてくだっったみなさま、おひとりおひとりの顔が思い出されます。
みなさん大好きです。楽しかったです!(急に小並感)
本当はみなさまのお顔をみながらお礼申し上げたいのですが、このような形で済ませてしまいごめんなさい。
あなた方がいなくては、今の僕はありません。本当に感謝しております。ありがとうございました。
これからは自転車屋さんとして生きていきます
2足のわらじで頑張ります。
とはいっても両方自転車なので、2足でひとつ、という感じですね。
それはもはや普通にわらじですね。わらじです。
ひとつめは、会社を設立し、スポーツバイク及び関連製品のEC事業を営みます。こちらは、国内のスポーツバイクマーケットにおいて、3年以内にオンライン販売での1位を目指し、6年以内にマーケット全体で1位を目指します。
とは言ってもまだ設立段階ですので、ググっても何も出てきません。笑
半年後にはググって出てくると思います。
ふたつめは(株)自転車創業というふざけた名前の会社にジョインし、自転車に乗る人向けのWebメディア&youtubeチャンネル「FRAME」をグロースさせます。
なぜこんなに自転車かというと、僕は自転車がヒトを元気にすると本気で信じているからです。
上述した仕事できないマンのとき、僕は会社に行きたくなさ過ぎて、会社のビルに入ってるコンビニの前で嘔吐したり、血尿を放ったりしていました。
そんな僕を見かねてかはわかりませんが、ある先輩から、なぜかいきなりトライアスロンに誘われたことがきっかけで、ロードバイクに乗り始めました。
初めて乗った時の、グッと踏み込む感覚、それに精密に反応して、かけた以上の力でスイーッと軽く前に進む感覚を、僕は今でも覚えています。
風が前髪を押し上げるのを感じ、自然と口角が上がりました。
それからは自転車と一緒に過ごすことにどっぷり浸かり、来る日も来る日も自転車に乗りました。
土日はちょっと遠めの美味しいご飯屋さんに行ったり、川沿いのサイクリングロードをのんびり走ったり。平日は会社の行き帰りで、ちょっと遠回りして新しい道を探してみたりしました。
そうしてしばらく過ごしているといつの間にか、会社に向かう足が止まらなくなりました。
もちろん自転車がそのすべてをもたらした、なんてことを言うつもりは一切なく、九割五分は上に挙げた、お世話になった方々の継続的なサポートのおかげです。
ただその一方で、残りの五分には自転車があった
ということもまた事実だと思っています。
「自転車には、人を元気にするすごいチカラがある。」
ぼくは本気で、心の底からそう信じています。
自転車がある、というだけで、生活が劇的に良くなるわけではありません。
でも、どこかへ行こうかなと思ったときに、自転車があると、
いつもよりちょっとだけ、早く行けるように、
いつもよりちょっとだけ、風が気持ちよくなるように、
そんな風に、普段のいつもよりちょっとだけ、でも確実に、人生を豊かにしてくれるものだと信じています。
だから少しでも多くの人に、特に「いまちょっとしんどいな」って思っているあなたに、自転車のそういうチカラを、楽しさを届けたい。
自転車が連れて行ってくれる、素敵な道、素敵な景色、素敵な場所を届けたい。
そう思って、そういう自転車のチカラをこの社会に広める!
それにに人生を使う。と決めました。
名古屋に引っ越します
これまでずっと、田舎者ゆえに狂ったように東京にこだわってきました
が、おそらく向こう1年くらいは、東京に住んでもコストに対するリターンが見合わないので、引っ越しちゃおうと思います!
引っ越し先は、僕の実家(岐阜)と妻の実家(愛知)のちょうど間くらいにある名古屋市になります。
先日娘も生まれたので、近くにおじいちゃん、おばあちゃんがいた方が妻も安心かな、と思ったというのも理由です。そのうち中国文化圏にも住みたいし、景色がきれいで自転車楽しそうなところにも住んでみたいな〜と思っています。
よく生きる、という言葉は結構大事にしたいな、と思っています。
そのためにはどこに住むかは結構重要で、その手綱を自分でちゃんととる、そのためにチカラをつける。は大事だなと。頑張ろう。
最後にリクルート関係者の皆さまへ
会社を作りますし、どベンチャーに入社もするので、いつか、リクルートに入ってきた新人営業マンの方から新規営業の架電をいただく日を楽しみにしています。
どちらの会社もそれくらいの事業に僕が育てるので、その時はよろしくお願いします。
というのは半分冗談ですが、ひとつお願いがあります。
それは、これからも僕を見ていてほしいです。ということです。
僕が何かに挑戦したり、成功したり失敗したり、笑ったり泣いたりしてバタバタしている様子を、別になにもしなくていいので、見ていてほしいのです。
それは単純に皆さんが好きだからということもありますが、リクルートで一緒に働いた皆さんや、これまでの人生で僕に影響を与えたみなさんが、僕を見てくれている、と思うだけで、勇気が湧いてくるからです。
勇気がわく、ということは、生きる上で、働くうえでとても大切なことです。
自分自身が転職、独立を経験していることで、それらが人生にもたらす影響の大きさや、その時を迎える不安や期待のドキドキを体感し、同時に改めて、その意思決定にかかわる、という、リクルートの仕事の尊さを感じます。
このドキドキを知りながらリクルートで働くことを続ければ、もっといろいろできたかもしれない、と思うこともありますが、
僕は自分が信じる道をゆくと決めたので、そうします。
みなさまのことは好きなので、ずっと応援していますし、登り方は違えど、登っている山は同じだと信じています。
引き続き、互いに全力で、僕らの生きる世界を少しでも良いものにしていきましょう。
ありがとうございました。