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「楽譜に忠実な演奏」とは
モーツアルト ピアノソナタ 16番 K545の聴き比べです。
「トルコ行進曲」の次くらいに有名なやつです。
クラシックが「楽譜に忠実に」なんて、如何に理解の浅い言葉か分かりますよね。
グールドはギャグ枠としても(すみません…)人によって演奏にかなりの振れ幅があります。
その違いはこの曲にだけ取り組んだ結果ではなく、モーツァルトのソナタを全曲弾きこなすような音楽的経験に基づいているはずです。これすごく重要。
逆の言い方をすれば、これ、全員「楽譜に忠実な」演奏なんです。グールドは疑わしいけど(笑…まだ言ってるいちファンです)。
ジャズ弾きにとってこれは興味深い事柄のひとつです。
ジャズのね、「スタイルを理解する」というのに似てるところあるかなって。
…などと堅い話は抜きに4人の抜群な演奏を楽しんでいただければ!
モーツアルト ピアノソナタ 16番 K545
Mozart - Piano Sonata No.16 K545
リヒテル(楽譜を見ながらの演奏でも有名)15:52~
イングリット・ヘブラー
マリア・ジョアン・ピリス
グレン・グールド