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カバーについて
コロナで個人のお客様向けに自宅から配信するようになって、色々なカバーを弾いた。
しばらくの間は純粋に楽しかったし、聴き手に喜んでもらえるのも嬉しかった。自分の今までの音楽地図を確かめる楽しさもあった。
暫くして、これは自分のやり方にはそれ程合っていないように思えて来た。
「お客様のため」が行き過ぎた安易なカバーは僕にはどの道つまらなくなってくる。
このさじ加減は人によると思う。
自分が何者かを知ってもらうにはカバーは良い方法だと思う。
YMOのDay Tripper
Brad MehldauのBlackbird
こういう在り方が好きだ。
優れた創作にはゼロイチ(無から有)が含まれている。
そんなわけで暫く「Spain」も気が進まなかった。
だけど先日のライブのMCの成り行きでこれはやるしかないよね(笑)って感じになってやったら滅っ茶楽しかった。お客様も大満足。
行動だけに注目するのではなく、その行動をする時の波動、心の状態が大事なんだなって。
Jazz Standardをカバーと見るかは色々だと思う。(権利処理的な事ではなくて)
Wikiの「カバー」のエントリーはなかなか良いと思う。要件を満たしていないから突っ込まれてるけど。何が良いってクラシックで楽譜で発表・出版されている作品を奏でることはカバーではないことになる。Xにも書いたように、これは作曲と演奏の「分業」と僕は見ている。
五線譜のお陰で作曲と演奏の「分業」が可能になりました。
— 新澤健一郎 (@kshinzawa) June 1, 2024
2百年前の作曲家が、僕たちが奏でる為に書いてくれたんです。
そう考えるとロマンがあるなぁ。
伝承や録音など様々な伝播形態がある中で、これは「特殊な状況」とも言えます😊
(以下Wikiから引用)
カヴァー(英: cover)は、ポピュラー音楽の分野で、過去に他人が発表した曲を歌唱・編曲・演奏して発表することである。元は代役を意味する言葉である。