脳と音楽(書籍紹介)
書籍『脳と音楽』(伊藤浩介 著)を手に入れました。
昨年10月に発売された本です。
既に3刷ということで売れているのだと思います。もしかしたら読んだかたもいらっしゃいますよね。
著者の伊藤浩介さんは脳科学者で、この本の冒頭で、「音波」は「音」ではない。「音」は、物理現象としての「音波」が動物によって感知させられたときに脳で生じる感覚。「音」はあくまでも主観的な感覚のことを指すのであって、その感覚の原因となる物理現象とは違うと言います。(*)
偶然にも僕は最近「音響学的に考えられるのは音の出口までで、耳に入ったバラバラの情報が脳で組み立てられるのは別の話」と気が付いたところでした。
この本の冒頭の部分からすっかり刺さってしまいました。読み進めるのが楽しみです。
この本をお薦めいただいたかたによると【基礎から身につく「大人の教養」】のためなのか、脳科学の専門性の高い記述は敢えて控えているようにもとれるようです。それでも、きっと僕にとって新しい音楽の扉を開いてくれるのではと読み進める前からワクワクしています。
読み終わりましたらメンバーシップで感想などを記したいと思います。
章立てを見ただけでも魅力的です。音律や音階、ドレミの誕生、調性音楽、絶対音感・相対音感についても触れています。
読む前に紹介はあまりやらないのですが、これはみんなで読んで盛り上がれそうです!
【公開記事】
(*)文を少し改変しました。