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ジャズのアドリブにまつわる6つの質問

2022/3/12(土) 谷口英治さんレクチャーコンサートに向けて、谷口さんから以下の質問を受け取りました。まぁこういうのやる前に公表するものじゃないけど(笑)読者少ないし、まぁいいですよね。レクチャーコンサートもまだ残席があるようです。是非お越しください。

ジャズのいろいろ、ジャズはいろいろ
Vol.2 アドリブとはいったい何なのか?

では、谷口さんからもらった6つの質問の回答です。

【谷口】1. 最初にアドリブに興味を持ったのはいつ頃ですか?

【新澤】僕が中学生の時に「オーケストラがやって来た」という、今の「題名のない音楽会」のような番組で、ピアノの山下洋輔さんがオーケストラとフリージャズで対決をしたのを見た時です。



と、ほぼ同時に吹奏楽部の先生の影響で、ベニーグッドマンや、デュークエリントン、カウントベイシーの演奏に触れて、これもアドリブへの憧れの最初の記憶です。

【谷口】2. 最初にアドリブをした(アドリブで演奏できるのではないかと思った)のはいつ?またそのきっかけは?

【新澤】フリージャズなので、その中学生の時にすぐに出来ました。笑

もう一つ挙げると、ショパンの「幻想即興曲」の吹奏楽向けポップス・アレンジが「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」から出ていて、これのアドリブパートをコピーしたのが、僕の最初のアドリブコピーです。ピアノは霧生トシ子さん。僕が高校生になってすぐくらいだと思います。

【谷口】3. アドリブの良し悪しの鍵は何だと思います?

【新澤】その人の「ヴォイス」で奏でていること。その瞬間に最も相応しい音を出していること。

【谷口】4. ジャズではどうしてアドリブをするのだと思いますか?

【新澤】そういうものだからです。考えない方がいい事だと感じています。逆に言えば、息を吸ったり吐いたりするように、ごく普通のことのように、アドリブを綴っていきたいです。

【谷口】5. 新澤さんにとってアドリブとはどんなものですか?

【新澤】わくわくするもの。

【谷口】6. ジャズ入門者がアドリブを聴く際の楽しみ方があれば教えてください。

【新澤】楽しみ方は色々ということだけ知っていれば…つまり「聴き方の正解は無い」です、あとは何でもいいと思います。

2人以上の編成の時は、アドリブをとっていない人がどんな演奏(伴奏)をしているかに注目するのも楽しいと思います。


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