消費と生産の話
消費と、生産。
自由な時間があると、ついつい消費してしまう。
Amazonでほしいものをポチる、おしゃれなカフェに行く、映画を観る。
消費活動はいつだって楽しい。
意識せずに過ごすと、消費ばかりすることになる。
消費は素敵。でも、お財布が痩せる。
楽しいはずなのに、満足できない時があるのはなんでだろう。
これまで消費しかしてこなかった私ですが、最近気づいたことがある。
私たちの「消費」は、誰かの「生産」だ。
楽しませてもらう対価としてお金を払う。
私は、ずっとこちら側にいていいのだろうか?
生産側の方が、もしかして楽しいんじゃないかな?
***
なにやら生産は、心にいいと聞く。
ごはんを作る、レビューを書く、楽器を演奏する、日記をつける。
生産活動は、人の心を満たす。
誰かの消費に繋がらなくとも、自分の心が満ちる。
無心になってする作業は、精神衛生にとても良い。
お金を使わず楽しめる時間を持つことは、人生の幸福度に直結しそう。
***
消費が好きな人、生産が好きな人、何もしないのが好きな人。
それぞれの価値観があって、どれも間違いじゃない。
でも、本当は生産が好きなのに消費ばかりしていたり
何もしない時間が好きなのに生産に追われていたり
消費したいのに気力がなくて何もできないのは
やっぱりちょっと違うよねと思ったり。
きっと大事なのは、今の自分が何をしたいのか分かっていること。
誰も理解してくれなくても問題ないけど、自分の心が納得していること。
***
昔、ミスチルの桜井さんのインタビューを見た。
仏像に興味があるという話だった。
この仏像の彫り師は『こんな仏様がいたらどんなに良いか』と思いながら彫ったのだろうと想像すると、曲作りと通じるものがあると話していた。
優しい顔で話していたのが印象的だった。
この世にあって欲しい物を作るよ
こんな時代じゃあ 手間暇掛けようが
掛けなかろうが 終いには一緒くた
きっと違いの分かる人は居ます
そう信じて丁寧に拵えて居ましょう
- 人生は夢だらけ/椎名林檎 -
この世にあって欲しい物を、自ら作れたら素敵だなと思う今日この頃。
ブルーピリオドや、海が走るエンドロールに影響されたのかもしれません。
いまいち上手にまとめられなかったけど、そんな感じ。
このnoteは、生産の1歩目。