「私たちも人間です。」ファジリ監督(『ミッドナイト・トラベラー』)メッセージ
昨日起きたアフガニスタン、カブールの空港付近連続爆弾攻撃で多数の
死者が出たというニュース。非常に心配かつ惨憺たる思いで追っています。
「イスラム国」による犯行と見られていますが、「Isis-K」と海外メディアでは
報道されています。これは何者なのか?
Islamic State Khorasan Province (ISKP) が、正式だとBBCが伝えていますが
このような残酷な第三者が現れるとは。
2015年に、アフガニスタンを脱出した映画監督一家自身がスマホで撮影した
『ミッドナイト・トラベラー』。現在はドイツにいるハッサン・ファジリ監督と、連絡を取り合っています。とてもマスコミインタビューを受けられる状況ではなく、以下にお知らせする彼の日本へのメッセージと、その後唯一決まった某TV局のインタビューのみが彼の声をお届けできる機会となります。
「私たちも人間です。」ファジリ監督から日本向けメッセージが到着
タリバンが政権を掌握してから混乱の続くアフガニスタン。
2015年、タリバンに殺害予告を受けた監督一家が、アフガニスタンを脱出し、家族4人でヨーロッパまでの5600kmの道のりを、自ら3台のスマホで撮影した映画『ミッドナイト・トラベラー』が9月11日(土)にシアター・イメージフォーラム他にて全国順次ロードショー。本作ハッサン・ファジリ監督から日本向けメッセージが到着しました。
https://unitedpeople.jp/midnight/archives/15536
「私たちも母国を出たいわけでも、捨てたいわけでもない。私たち、難民は
いつも厄介者のような目でみられてしまう。しかし、私たちも人間です。
悲しみも、喜びも、希望もある。
私たちは食事のため、水のために、難民になっているわけではない。
望んで今の状態にあるわけではなく、私たちは仕方がなく、
難民になってしまった。
本来は私たちも、アナタたちと同じような普通の人間なんです。
難民もひとりの人間。私たちの痛みも苦しみも理解をしてほしい。」
映画『ミッドナイト・トラベラー』
ハッサン・ファジリ監督
https://www.youtube.com/watch?v=iNLSbK6tjw0
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