新型コロナで20日間療養した話①
先日、新型コロナウイルスに感染しました。
陽性と診断された場合、現在療養期間は7〜10日間とされていますが、結果として私は約20日間会社を休むことになりました。
療養期間の終了のお知らせ、外出の許可が出た今思い返してみると、あの時ああしておけば、あれを聞いておけば、もしかしたらこんなに休まずに済んだかもしれないというタラレバがいくつか出てきました。
そこで、今回私が経験したこと、その経験を経て考えたこと得たことをここに記しておこうと思います。
20日間で起きたこと
まずは、私が過ごした20日間を、時系列に沿って綴っていこうと思います。
1/19
朝起きた時に喉の痛みを感じる。熱は微熱程度。
その後頭痛やリンパの痛みが出てきて、午前中に内科へ。この時に行った内科は皮膚科と併設していて、以前皮膚科の方にお世話になってた時期があり、診察券を持っていたため最初に電話しました。
この時、鼻腔ぬぐい液による検査を受けて陰性。症状も軽く熱も高くなかったので、市販の飲み慣れてる薬で大丈夫との診断を受けて帰宅。
その後熱は上昇。夜には一旦38.0°を越し、腰痛まで出てきましたが、寝る前には37.4°にまで下がり、腰痛はなくなりました。
1/20
熱は37.0°前後行ったり来たり。喉(気管の方)の痛みと頭痛あり。この日からだんだん痰が絡んだり咳が出てくる。
夜には咳が酷くなりました。コホンコホンという感じではなく、肺の方から全身の力を使って出てくるような咳で、仰向けで寝ることができなくなりました。
1/21
引き続き微熱、喉の痛みと頭痛。咳は前日の夜ほどは酷くない。
しかし夜になるとやはり咳が酷くなり、仰向けでは寝れませんでした。
1/22
相変わらず微熱、喉の痛みと頭痛。
市販の薬を飲み続けていましたが、効いてる感じがしなかったので、3日前に行った内科にもう一度行きました。
状態を説明した結果、熱が下がって咳などの症状が残ることは風邪でよくあること、幼少期に喘息を持っていたこともあり特になりやすい、とのこと。
喉の痛みと咳に対処する飲み薬2種と、喘息の時によく胸に貼っていたような貼り薬を1週間分処方され帰宅。コロナに関する検査はありませんでした。
薬のおかげか、夜咳の頻度は減りました。
1/23
熱は平均36.8°くらい、常に平熱よりは高いけど…と言う感じでした。喉の痛みもよくなりました。
咳もたまに咽せるように出てくる程度にまでおさまりましたが、痰はよく絡んでたと思います。
喋るといつもより少し声が低かったです。
1/24
熱は平熱より高めだけど、喉の痛みや痰の絡みはほぼなくなりました。
喋ると声は低いし、たまに咽せたりはしました。
1/25
熱は平熱より高め、声は相変わらず少し低めでたまに咽せることもありましたが、その他の症状はなくなりました。
会社の規定にクリアしたため、仕事の復帰が決まりました。
1/26
熱は平熱より高いし声も相変わらず少し変でしたが、仕事に復帰しました。
この時、私が休み始めてから配られ始めた抗原検査キットを受け取りました。
1/27
この日は仕事がOFFでした。
早速前日に受け取った抗原検査キットで検査しました。
陽性でした。
PCR検査を受ける必要が出てきたため、お世話になっていた内科に連絡して事情を説明するも、検査キットがなくなってしまい抗原検査しかできないとのこと。
仕方がないので他の病院を検索し、いくつかに問い合わせてみましたが、木曜日ということもあり午後休診のところも多くなかなか見つかりませんでした。
結局近所の大規模な病院でやってもらうことになったのですが、午前中に受け付けているとのことだったので検査は次の日になりました。
1/28
朝一でPCR検査を受けに行きました。診察では19日からのことも話しました。
検査方法は今までと違い、長い綿棒で鼻の奥まで入れる痛いタイプのものでした。
結果はこの日中か次の日までに電話でと言われて帰宅。
この日のうちには電話は来ませんでした。
1/29
この日の夕方に検査を受けた病院から電話が来ました。
結果は陽性でした。
この時の電話で言われたことは、簡単にまとめると
・これから病院から保健所に届出を出す
・今後保健所から療養期間についての説明等の連絡があるが、保健所も今忙しいから連絡が1週間後くらいになる可能性がある
・ウイルス量は少ない方だった
・発症日を19日と考えると29日までが療養期間になるが、19日に陰性だった、さらには26日に出勤しているということもあり、ウイルスの少なさがこれから増える(症状が発症する)からかもしれないので、そうなると検査日の28日からが療養期間になる
・療養期間のスタート日は保健所からの連絡に従ってほしい
・重症化のリスクは少ないので自宅療養
ということでした。
会社にも伝えたところ、とりあえず保健所からの連絡が来るまでは休みということになりました。
ちなみにこの日には声は治っていました。
熱も平熱に戻りました、というのも前日の夜生理が来てそこからだんだん平熱に戻っていったので、咳などの症状がよくなってからの数日間の微熱は生理の前兆だったと思われます。
1/30
体調は完全に回復しました。この後も異変が起こることはなく、それまで風邪を拗らせたと思っていたのがコロナによるものだったことを悟りました。
この日からただただ保健所からの連絡が来るのを待つ日々が始まります。
1/31
HER-SYS(厚生労働省)から陽性の診断を受けた方へというSMSが届きました。
HER-SYSは陽性の診断を受けた人が日々の体調を記録するページで、入力にはIDが必要なのですが、この日のSMSに記載はありませんでした。
この日のSMSの内容は
・療養解除日の決め方や療養期間の過ごし方等を記載したページのリンク
・接触確認アプリCOCOAへの登録のお願い
でした。
ちなみにSMSが来てからすぐにCOCOAでの登録は済ませたのですが、数時間後に2回ほど登録のお願いがまた届きました。
2/1
またCOCOAへの登録のお願いが2回くらい来ました。
登録を済ませたつもりだったので無視してしまいました。
2/2
特になし
2/3
いろいろ調べていた時に、HER-SYSでの体調記録が療養解除の判断に繋がるというような記載を見つけました。
しかしIDがないため記録ができません。
もしかしたら記録さえできれば、すぐに療養を解除することができるかもしれない。
そう思い、保健所と自宅療養者専用ダイヤルに電話をかけますが、何度かけても通話中で繋がりませんでした。
この日の夜ニュースで、1月下旬から新規感染者の登録が遅れているというのを見て愕然としました。
2/4、2/5
もうこちらから問い合わせするのは諦め、保健所からの連絡を待ちます。
2/6(これを書いてる日です)
午前中保健所からSMSが届きました。
そこにはずっと待っていたHER-SYSのIDも記載されていたのですが、それよりもずっと衝撃的な、でも少し予感はしていた事実が記載されていました。
以下実際に届いたSMSからの引用です。
「発生届では、発症日又は検体採取日は2022/1/19でした。その日を0日として10日後2022/1/29までが療養予定(外出自粛)期間です。」
もうとっくに療養期間終わってました。
ですが病院から言われていた保健所からの連絡は電話だと思っていたし、療養”予定”期間なので本当にその記載通りにしてすぐ復帰していいのかわからず、また会社から復帰の際できたらほしいと言われていた就業制限解除通知書についても聞きたかったので保健所に電話。
ほぼダメ元でしたが、50回くらいかけ直した後奇跡的に繋がりました。
そこで、私が住む大阪市では現在、20代〜40代の自宅療養者にはSMSでの連絡にしているということを知りました。
これで私の療養期間は1/19〜29の10日間だったことが確定しました。
また通知書は近くの福祉センターで発行できるとのことでしたが、電話での問い合わせが平日のみとのことだったので今日(※日曜日)中にはできませんでした。
2/7
もともとOFFの予定だったので、朝一で福祉センターに連絡し通知書について問い合わせる予定です。
即日発行できなくても、この日中に会社との電話面談で復帰が決まるはずです。
2/8
復帰予定。
これで20日間です。
「風邪を拗らせ約1週間お休みし、途中復帰したと思ったら陽性が判明し、追加で10日間療養することになった」
と思っていたのですが
結果的に
「コロナに感染して10日間療養+無意味に休んだ10日間(しかも外出自粛のはずの療養期間内に1回出勤している)」
ということになってしまいました。
とても長くなってしまったので
この20日間を経て考えたことはまたページを改めて記そうと思います。
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