合奏 〜rit, accel等〜

「ritとかaccelのところがうまく振れない」ってたまに言われることがあります。
これも典型的な間違いがあります。

大概、振れないんじゃなくて、「そもそもイメージが固まってない」が正解だと思います。ほとんどのケースがそうじゃないかなと。
試しに懸案の箇所を口で歌ってみると良いです。なんかふわっとした仕上がりになってたりしないですかね。

よくテレビで「XXの絵を描いてください」とかってお題が出て、たまにとんでもねぇ絵を描く人がいると思うんですけど、あれと同じ問題です。
ドラえもんのイメージが詳細に頭に浮かばないとドラえもんは書けないですよね。
全くそれと一緒で、イメージがないものは振れないです。

ということでそういう場合は、
* とにかくメロディーを歌い込んでイメージ(テンポ感、エネルギーの方向性、ニュアンス、色等)を固める
* その次は細かい音符を持っているリズム体のパートを歌い込む
と良いかなと。
基本的には、テンポ操作には細かい音符を持ってるパートがキーになると思うので、メロディーパートだけじゃなく、出来上がったメロディーのイメージに対してリズム体を自分の中ではめ込んでいくと、奏者にも指示がしやすくなるし、振ることも出来るようになってくるかなと。

なのでこういうところは特に、バトンうんぬんの前にイメージを固めることをオススメします。
もちろんこういう部分だけのイメージを固めるだけじゃなくて、この部分がどう曲の全体に奉仕するのか?も考えなくちゃですけど。。

(続く)

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