その他 〜楽器の練習〜

これも自分のことを棚に上げて言わせてもらうと、指揮者は楽器上手い方がいいです。基本的に。なぜならオケをトレーニングする能力があると考えられるからです。
天才的な楽器弾きだったら別ですが、普通に積み重ねてきて上手な人は、自分なりの練習方法とかコツとか色々あると思うんですね。だから、こういうパッセージはこういう風に練習すればいいんだよ、とか、ここはこのポジションがいいよとかってどんどんオケにアドバイスすることが出来ます。これが決定的におっきなことですよね。

ただまぁ色々な事情で、楽器経験が少ないまま指揮者になる人もいると思います。
そういう人は、可能な限り指揮者になっても楽器練習した方が良いと思います(習えるなら習いにいく)。また、ドリン系の人であれば、コントラバスとかギターをどんな風に弾くのか?を知るためにこれもちょびっと弾かせてもうとかして。あんまりやり過ぎると(逆に)「あいつは遊んでんのか?」ってなることもあるので、要注意ですが。

あとの手段としては、上手いトップ奏者とかの協力を得ながら合奏するのがいいですね。「なんかここはもっとこうなって欲しいんだけど、どうやって弾いたらいい?なんかやり方ある?」みたいな投げかけをさせてもらうと。そしたら奏者の方はあれこれアイデア出し合って、合奏の中でなり、宿題として検討して潰していくと。こういうのも面白がってやれるような指揮者と奏者の信頼関係があると良いですね。そこが薄いとギスギスしちゃうので。

自分は完全に下手な部類なので、トップ合奏とかでみんなで検討しあって練ってたりして、そういうのも良い思い出です。合宿で深夜までそれをやった時は後輩のトップ奏者にキレられはしたけれども(笑)。

(続く)

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