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国語力が足りない

数学の問題を解く、なんていうのは久しくやったことがない。
三角形の問題。この答え、正しいのだろうか。

「辺AB=辺ACだから角A=60°より三角形ABCは正三角形である」


じっと図をみて、そのとおりだ。あっている。

ところが、これは間違いだという。
解答は、「AB=ACから角Aが導かれ、角A=60°から三角形ABCは正三角形である」と読めるから、正しくない。

正解は、
「辺AB=辺AC、角A=60°より三角形ABCは正三角形である」

なるほど。「だから」が余計なのだ。

解答した人は正答と同じことを書いたつもりなのだが、第三者が読めば違うように受け取る。これで点がとれないのは、数学じゃなくて日本語の問題だ。

文章をかいていると、接続語を多用したくなるものだ。

それで
だから
また
したがって
ゆえに
これらのことから
その結果

数学でも国語力が必要だ。そういえば、読解力を試すひっかけ問題があったことを思い出した。

やっぱり、国語力はベースだなあとあらためて気がついた。

あっ、「やっぱり」って書いたけど、これで文意があっているのかと見直さないといけない。

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