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価値観を更新し続ける

毎回楽しみに聴いているPodCastの一つのRebuild.fm。第294回の29:27くらいからの話題が面白かったのでそれについて書かせてもらいます。

今回のゲストはhigeponさん。去年の目標(OKRという言い方をしていましたww)の達成度があまり良くなかったというお話の後に、今年の目標として「価値観を更新する」とお話しされました。そして、その一言目に「梅田望夫さんメソッドをそろそろ使おうかな」と。

なんだろうと思って聴いていたのですが、「ウェブ進化論」を書いた梅田望夫さんが「これからは年上の人との時間を削ってでも、若い人と付き合って若い人から学ぼうと思う」と、ある時インタビューで答えていたとのこと。それをhigeponさんは自分でも実践してみようということでした。

これを聴いて「うんうん、わかるなぁ」と一瞬思ったのですが、少し考えて「いや、ちょっと待てよ」と思い直しました。

縁があって今年からキャディという会社で働いています。周りのメンバーの年齢は様々ですが、ほぼ全員が自分よりも下で、自分の子どもの方が歳が近いメンバーもいます。そんな中で自分よりも若い人たちから教えられることも多くありますが、実は自分自身はあまり年齢は気にしていないです。単に違う価値観を持つ人から学び、自分と違う意見を持つ人の場合は、相手の主張をより丁寧に理解しようとする、それだけかなと。

過去を振り返ってみて、同じようなワクワク感を感じていたことが何度があります。一つは大学を出て初めて会社で働き始めた時。あとは、初めて海外で働き始めた時。自分がこれまで知らなかった価値観で生きている人たちの中で時間を過ごし、自分の価値観をアップデートしていける醍醐味みたいなものがありました。

社会人としてベテランになるにつれ、周りが「これはこうあるべき」という凝り固まった考えの人たちが増えてきたように思います。さらに自分もそうなっているんじゃないかという気がしていました。幸いなことに、今現在はそうではない若い優秀な人たちと一緒に働いていて、そういう意味で若い人と交流があるというのは助けになるのかも知れません。

でも一方で心がけ次第かなとも思っていて、一つ前の投稿にも繋がるのですが「これが真理だ」と思った瞬間にそれは過去のモノになっている。物事は急激には変わらないけど必ず変わっていく。そんな風に思っていれば常にフレッシュでいられるのかなと思います。何よりも、その方が楽しいし。

まあ、考え方や価値観の異なる人たちと一緒に働くために必要なことも幾つかあって、その一つはお互いに同じゴールを目指していてそれが共有されていること。そして、もう一つは心理的安全性が保たれていること。その点でもキャディはスタートアップとしては珍しくしっかりやっていて、それも働きやすさに繋がっているのかなと思います。

もし「キャディってどんな会社かな」と興味を持たれた方は以下のサイトを覗いてみてください。転職とか別にして、ああこんな会社が今の日本にはあるんだね、ということだけでも知っていただきたいなと思っています。



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