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最近の記事

グローバル化についてホントに語りたかったこと

私が初めて海外に出たのは26歳の時でした。当時所属していた企業の研究所での研究成果を発表するためにアメリカ西海岸のサンノゼという街に行きました。日本と違う空気の匂いに海外を感じたのを今でも明確に覚えています。 学生の頃から海外旅行に行っていた友人などに比べると海外デビュー(笑)は遅かったなと思います。ですがその後、縁があって欧州とアメリカで仕事をする機会に恵まれ、それぞれ5年間と3年間、家族と現地に住みながら現地の人たちと仕事をしてきました。日本にいる間も海外に居るメンバー

    • ところでキャディってなにを開発してるの?

      「キャディ」という名前をを見かけるようになってきた最近、キャディという会社の名前を聞かれたことがある人が少しずつ増えているのではないかと思います。たまたま観ていたテレビでイケているベンチャー企業の一つとして取り上げられていたり、Twitterのタイムラインで代表の加藤のつぶやきを見かけたり、あるいは面白そうなイベントだなと思ったら主催がキャディだったり。さらにエンジニアの方だとAtCoderでプログラミングコンテストの主催をしている会社として名前を見かけたことがあるかも知れま

      • たしなみを捨てるということ

        町田康さんの「しらふで生きる」を読みました。読みながら幾つか考えたことがあるので書いてみます。 長年の習慣をやめる町田さんは2015年末にお酒を飲むのをやめようと思い立ちます。それまで30年間休まずに飲み続けていたのに。そして、彼独特の表現ですが「歩道橋からその考えを突き落とした」。突き落としたら無かったことになりそうですが、そうはならず、逆にその考えに物申すことができなくなりました。つまりお酒をやめることをやめられなくなりました。 町田さんは困ったり戸惑ったりしながらも

        • 人は変われるのか、変えられるのか

          持って生まれたもの人はそれぞれ違った性質をもって生まれてきます。その多くは親からDNAという形で受け継いだモノ。足が速いとか手先が器用だとか。同じように人の性格や物事に対する反応も持って生まれたものが大きいと思っています。例えば、新しいことにすぐに飛びつく人もいれば慎重に対応する人もいます。それらは良い場合も悪い場合もあって、前者は「行動力がある」一方で「軽率」かもしれないし、後者は「堅実である」一方で「優柔不断」かもしれない。 それらは育った環境などによって多少影響される

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        記事

          価値観を更新し続ける

          毎回楽しみに聴いているPodCastの一つのRebuild.fm。第294回の29:27くらいからの話題が面白かったのでそれについて書かせてもらいます。 今回のゲストはhigeponさん。去年の目標(OKRという言い方をしていましたww)の達成度があまり良くなかったというお話の後に、今年の目標として「価値観を更新する」とお話しされました。そして、その一言目に「梅田望夫さんメソッドをそろそろ使おうかな」と。 なんだろうと思って聴いていたのですが、「ウェブ進化論」を書いた梅田

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          非常識を常識に変える

          2021年の1月からキャディ株式会社で働き始めました。皆さんがやっているような入社エントリを書こうかとも思ったのですが、あまり面白い話にならなさそうだったので少し趣向を変えてみます。今、自分が成し遂げたいと思っている事と、それがなぜキャディでできるのかという事について。 キャディのミッションキャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する(Unleash the potential of manufacturing)」というミッションを掲げています。日本はかつて「技術立国

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          叱咤激励のゲキを飛ばす ~2021年箱根駅伝を観て~

          今年も箱根駅伝が行われました。コロナ禍で開催が危ぶまれたらしいですが、無事にできて観る方としては良かったかなと思います。主催者側からは沿道での観戦・応援は控えるようにというお願いが出ていたようですが、テレビ中継で観る限りではそこそこ人が出ていましたね。まあ、それぞれの自己判断なのでそれに対してアレコレ言うつもりはないですが、そこでウイルス貰ってきて困ったことになる人が出てこないことを祈ります。 それで、今日見ていて改めて感じたことが一つあります。各チームの監督が伴走していて

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          DeepLを見て検索の歴史を思い出す

          DeepLを見ていて少し既視感があったのでそれについて書いてみます。 サンフランシスコ在住のソフトウエアエンジニア drikin さんが自分のポッドキャストで「もう英語勉強するのやめます」って言ってましたが、少し試してみると確かに一皮むけていて今までの翻訳ソフトとはレベルが違う。そして、Googleが出てきた時と同じ様な雰囲気を感じました。 今となってはGoogleって検索の元祖みたいに思っている方もいるけど、結構後発だったと思います。当時はYahoo!を始め、Infos

          DeepLを見て検索の歴史を思い出す