「希望の轍」のスゴさを伝えたい!
「もうとっくのとに知っているのでうんざりしている」という方も多いと思うが、小生は齢29にしてサザンファンを約20年標榜している。
(そんなクセして、小学校の卒業アルバムには、好きな有名人に「氷川きよし」と書いた。今さらだがなぜ?と首をかしげる。)
さて、これまで自己紹介しながらこれまでの経験を振り返るシリーズを送ってきたが、今回は番外編として、「『希望の轍』のスゴさを伝えたい!」と題して、なぜスゴいのかを熱く語っていきたい。
まずは、既にご覧になった方もいると思われるが、こちらの動画をご覧いただきたい。「ROCK IN JAPAN FES 2018」に出演したサザン。その最初の曲が「希望の轍」である。
この年は、サザンが「勝手にシンドバッド」でデビューしてから40周年ということもあり、フェスなのに約7万人も観に来ていたのだから、田舎にいる人間としては開いた口が塞がらない。また、昨今は「ソーシャルディスタンス」を取ることが当たり前になっている中、約3年前は密になっていることやマスクを着けていないことには気にしなかった時代があった。そんなことを感じさせてしまう動画である。
ここから本題に入るが、先日からテレビやネットニュースでも報じられている通り、映画「稲村ジェーン」がBlu-ray&DVD化されることが決まり、6月25日(金)から発売されることになった。もちろん、小生も初回限定盤を発表日当日の朝に予約した。この「稲村ジェーン」のディスクでの販売だが、映画は今回が初めてであるが、サウンドトラックCDは幾度か再発されている。その中で名曲と言われるのが、「真夏の果実」、そして「希望の轍」である。
「希望の轍」のスゴさをここから伝えていきたい。
①名義は「サザン」ではないこと。
→「稲村オーケストラ」名義になっており、メンバーもサザンのメンバーではない。さらに伝えると、メンバーに桑田佳祐がいる以外はサザンではないことだ。現在ではほぼほぼ特記しなければサザンの楽曲として歌われている。
②シングルカットされていないこと
→サザンのシングルはこれまで50枚以上発売されているが、この曲はサウンドトラックCDからシングルカットされないまま現在まで至っている。先程の動画から分かるように、フェスに来ている約7万人がシングルカットされていない曲を口ずさめるほど、この曲の認知度が著しく高いことがうかがえる。
③JR茅ケ崎駅の発車メロディになったこと
→2000年に「茅ケ崎ライブ」が実現したことで、地元市民から「発車メロディ」をサザンの楽曲にする機運が高まり、地元の商工会議所がJRへ要望を出した。一度は却下されたが、2013年に2回目の「茅ケ崎ライブ」が実現し、運動が再燃。1万件を超える署名の結果、2014年から発車メロディに導入されている。
ちなみに中学時代の小生にはこの曲をゲン担ぎのためにヘビーローテーションさせて、テスト勉強や受験勉強をしていた。その成果かは?であるが、テストの時間中にこの曲を思い出すと高得点が取れるようになっていた。それほどこの曲にはいろいろと思い出も多い。
この「稲村ジェーン」、ずっとずっと見たくて仕方ない映画であった。しかしながら公開されたのは、1990年。小生が生まれる前年であり、映画のVHSやレーザーディスクが一時期販売された時期もあるが、小生が物心つく頃には既に廃盤になっており、見てみたいけど幻の作品になっていたからだ。
コロナ禍でおうち時間がさらに増え、外出も自由に出来ない中で飛び込んできたこのニュース。発売日当日まで首を長くして待ち続けたい。
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