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我故に我
今、その場で「わたしとは何か」を考えてみてください。
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どんなことを考えたでしょうか?
「~という癖がある」「○○が好き、できる」「△△大学に通う学生」など、自分の性格や能力、ステータスを思い浮かべた人が多いのではないだろうか。自分の特徴をいかに見出せるか、他者と私は異なる、「私以外、私じゃないの。」をどう表現していくか。このことは人生における大きな課題であり、様々な場面で人が直面する悩みにもなりうる。
私自身、伝えたい自分が伝えられないというジレンマを抱えて生きながら、芸人さんやアーティスト、自己表現力が高い人たちを数多く見てきた。そんな中でも私の目を惹いたのが、ライターの「野田せいぞ」さんである。
プロフィールにもあるように、私はオモコロが好きで、オモコロ内に掲載されている記事で彼のことを知った。
ということで今日は、「野田せいぞ」について語る。自己啓発のような入りだが、そのような要素はここから先でほぼない。本気で考えてくださった方、すみません。肩の力を抜いて読んでもらえれば幸いです。
◼️野田せいぞとは
オモコロを中心に、漫画・レポート記事を執筆している奈良県出身のライター。無職。26歳。野田せいぞ。
◼️野田せいぞの良さ
冒頭で述べたように、自分を自分として伝えるのに長けているところ。
「わたしとは何か」という哲学的問いに対し、「わたしは人間で、女で、大学生で…」のように延々と説明をするのではなくて、「野田せいぞは野田せいぞである」これで彼の解答は終わる。上に書いた説明と矛盾しているがそこは目を瞑ってほしい。野田せいぞは本名ではない(本人談)が、その名がライターとしての名前であるにせよ、自分という多面体のうちの一面であることに変わりはない。「野田せいぞ」という新たなジャンルを、概念を創り上げることに成功している。
などと堅苦しいことを書いたが、結論ユニークで面白い人であるということ。
あとすごく自信で溢れている。見ているだけで元気が出る。
世界の中心を自分にしたり
独自の星座をつくったりしている
野田せいぞだから、できたこと。
■野田せいぞの作品
・記事
1.【聖なる沈黙】10日間誰とも喋れない!ヴィパッサナー瞑想へ行ってきた 前編
【聖なる沈黙】10日間誰とも喋れない!ヴィパッサナー瞑想へ行ってきた 後編
様々な体験に足を運ぶレポ記事が個人的に一番好きだ。何事も恐れない、果敢なチャレンジ精神がすごい。
そんな中でも、このヴィパッサナー瞑想は体力、精神力が奪われる。私だったら絶対逃げ出してしまう。場所が場所なので写真がないが、漫画でヴィパッサナー瞑想そのものが想像しやすくなっている。心境がじわじわと変化していく様子が丁寧に描かれているので、読みごたえがあっておもしろい!
オモコロブロスより。まず、本人と漫画との表情の差が大きすぎる。食材の写真の彩度が低い。でもそれがいいし、それでこそいいと思ってしまう。飾っていないというか、これがせいぞさんだな、ってなんの根拠もなく納得してしまう。あと、ちゃんとチーズが食べたくなったので宣伝としての効果も大。
3.スネ続けて15年の息子、全く会話が無かった母親に謝りに行く_PR
シンプルに感動した記事。号泣!とか、そういうどでかい感情ではなくて、じんわり温まるような優しさによる感動。書いたのはヨッピーさんだが、せいぞさんメインの記事だったので紹介させてもらう。
・動画
公式チャンネルより。せいぞさんがアクエリアス2リットルを飲みます。タイトル通り。
ちょいちょい混じる関係ない話がイイ。
譲るやさしさとありがたさ。「きもちい~」が体感できる動画。
大の大人たちが翻弄されまくっていて面白い。おじちゃんたちを魅了するせいぞさんのパワーが存分に感じられる。
理解を超越する存在
せいぞワールド、感じてもらえただろうか。漫画のタッチも個性的で、一度見てしまえばそれが野田せいぞによるものだとわかるし、記事も彼にしか出せない色がある。動画も他のチャンネルにはない簡素な感じ(褒め)があってクセになるし、ツイッターやインスタ、noteも「せいぞらしさ」で溢れまくっている。オモコロの有料会員限定のラジオも企画が尖りまくっていてよい。
活動メディアが幅広く、一部しか紹介できないのが悔やまれるが、下記にサイトを記すので、気になった方はぜひ見てみて欲しい。一緒に沼にはまりましょう。
せいぞさんは、こんな紹介では伝えきれないくらい魅力的で素敵なライターさんだ。これからも、「野田せいぞ」が「野田せいぞ」でいられるよう、応援させてもらおうと思う。せいぞさん、美味しいごはんがたくさん食べられますように。貯金溜まりますように。
我思う故に我あり、いや、我故に我。野田せいぞだから野田せいぞ。
野田せいぞは哲学だ。
【サイト紹介】