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K.S.ロジャースの社風はグラデーション? 広い領域をカバーする、肩書を持たない働き方

【profile】
兼松崇(かねまつたかし)さん
千葉在住。
K.S.ロジャースでは採用、人事、新規事業からバックオフィスまで幅広い領域にかかわり、活躍している。

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人材業界の営業から、フリーへ転向。きっかけはビール!?

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K.S.ロジャースに参画したのは、2020年の4月です。

前職が一緒だったメンバーがK.S.ロジャースの人事領域で働いていまして、声をかけてもらいました。

ー誘われたとき「何の会社だ?」と戸惑いませんでしたか?

ちょうど前職を辞め、「仕事を探さなくては」というタイミングだったので、やれることがあるならやってみようという気持ちの方が強かったですね。フルリモートでかかわれるというのも、参画のハードルを下げたポイントです。今も千葉の自宅から、オンラインで取材を受けています。

ーK.S.ロジャースでは、肩書の付けにくいお仕事をしているということですが、そのお話の前にキャリアを教えていただきたいです

新卒ではアパレル関係の会社で、6年ぐらいルート営業を。その後は人材会社に転職し、5年ほど求人メディアの営業として大手企業を担当していました。

そこでマネジメントの経験を積んでいたのですが、「このままでいいのかな?」という気持ちが湧き、社内ベンチャー制度に応募したんです。

ー大手でキャリアを積み上げてこられたのですね

はい、営業だけではありません。社内ベンチャーでは業務委託のメンバーを中心にシステムをつくっていた時期もあるのですが、自分たちでエンジニア採用からマネジメントまでを行うという、今につながる貴重な体験をしています。

それ以外にも有名企業を担当できたり、重役との折衝を経験したりと、前職では大きな経験を積ませてもらいましたね。

ーそこからなぜフリー転向を?

実はやりたいことがありまして…。ビールが大好きなんですよ。だからビールに関係する事業を起こしたいと思い、前職を辞めました。

現在はここ千葉にビール工場を建てようと、地元の方々と協力して活動を進めています。

ービール工場って、自分でつくれるんですね!

でも、これがなかなかハードルが高いんです。今一緒に組んでいる方がもともとビールの醸造家だったので、つくる部分はなんとかなりますが、免許の取得が難しくて。

そこがクリアできれば、スピードが上がると思うのですが。

―楽しみですね

ただし、まだ収入にはつながっていないので、現在はK.S.ロジャースも含めて4社ほどとお仕事をさせていただいています。

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ひとつの肩書にまとめきれない?マルチな働き方

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ーK.S.ロジャースでは、幅広い領域にかかわっているということですが

おかげさまで、広く仕事ができています。もともと営業畑にいましたし、組織づくりやカスタマーサクセスのようなことも体で学んでいましたから、それが今役立っていますね。

ちなみにK.S.ロジャースでの肩書を求められると、結構困るんですよ。役目ではなく、プロジェクト単位でかかわっているとお伝えした方が良いかもしれません。

たとえば現在、中古車DXのプロジェクトに参画しています。中古車業界向けのバーティカルSaaSをつくろうというプロジェクトなのですが、その中では顧客ヒアリングや協業先探しなど、自分でできることを広くカバーしています。

それだけではなく、スタートアップスタジオ事業の売上管理を担当し、案件ベースで売上予測を立てたり…という部分も担っているので、周囲から見ると何をしている人か分かりにくいと思います。

ーマルチなスキルを活かして、という感じでしょうか

仕事の中で「これやった方がいいな」ということが見つかれば、アクションを取るようにしています。自分を肩書きに押し込めると、何もできなくなる気もしますから、そのあたりは曖昧でいいのかもしれません。

ー会社の中のアメーバ的な存在ですね…

自分でも、「あれ…この仕事は何だ?」みたいなときもたまにあります(笑)。

でも確かに、「ちょっと始めてみよう」「まずは、たたき台をつくって見せてみよう」みたいなことは苦ではありませんし、僕の強みなのでしょうね。

ーなるほど、マネジメントというより、ゼロから何かを生み出す部分を担当していらっしゃる

そんなかっこいいものではないですが、「会社として、これはやっておいた方がいいだろうな」というものに気付いたら、すぐ着手するタイプです。K.S.ロジャースは新しい会社なので、整えた方がいい部分を見つけやすいですね。

特に売上管理などは、成長途中の企業では後回しになりがちです。しかし見積もりや発注書、契約書の管理体制は、開発スタート前に整理しておかなくてはいけません。K.S.ロジャースでも、まずは現場で起こっている課題を理解・把握して、仕組み化していくことを進めています。

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社風はグラデーション、働きたい相手はきっと見つかる

ーK.S.ロジャースのメンバーはどのような印象ですか?

僕は現場のエンジニアの方より、PMの方とチームを組むことが多いのですが、コミュニケーションをとるのが上手な方が多いと感じています。他の会社では「ザ!エンジニア」という雰囲気の方に出会うこともありましたが、K.S.ロジャースではあまり見かけませんね。

コミュニケーションの部分は、社風も関係していると思います。

ーK.S.ロジャースの社風を言葉にすると…

そうですね、うまく言葉にできませんが…色でたとえてもいいですか?
朝焼けのような…明るく、もやがかかりながらもキラキラ輝いている風景が浮かびます。

グラデーションのように境界線があいまいで、でも魅力的で…社風をあえて言葉にするとそんな感じです。線引きがないのに、グラデーションを構成しているすべての色が美しいというか。だから活躍できる人たちがいらっしゃるんだなと思っています。

それを「柔軟」という言葉に押し込めてしまうと、ありきたりですが。

ーK.S.ロジャースの制度面を言葉にすると「自由」になると思いますが、それについてはどうお考えですか?

活躍できるエンジニアの方たちにとっては、制度面での自由は一番わかりやすいと思います。でもこれは制度の話で、社風と完全イコールではないことも多いのではないでしょうか。

たとえば会社規模が大きくなったら、規定やルールをもっと厳しく決める必要も出てきます。今はコミュニケーションで完結している部分も、うまくいかなくなる。そうして生まれる制度と、人間のかかわる社風はやっぱり違っていいかな…と感じています。

ーその社風は、兼松さんにもマッチしていますか?

実は僕には、「こういう人と働きたい」というビジョンがありまして…。まず、何かに夢中になっている人。それから楽しんでいる人、人を尊重できる人です。

そんな人や会社と相思相愛の関係でいることが、働く上でのマイルールなんです。

ー明確ですね

働く上でのビジョンが合致した人と組めれば、ストレスは減って、パフォーマンスは上がりますよね。やっぱり自分のパフォーマンスを最大化させたいので、誰と働くかは自分の中では大切な要素です。

だから今、K.S.ロジャースと相思相愛で働けていることは、ありがたいと感じています。

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K.S.ロジャースの面白みはどこにある?

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ーそれでは、K.S.ロジャースのよさをひとつ、教えてください

K.S.ロジャースはスピードが速いのがいいな!と思っています。
まずはアクションして、駄目だったらまた違うアイデアを試して…と、現場は何かとスピーディーです。議論や会議が長くないのもいいところです(笑)。

ーこれからやりたいことはありますか?

いろいろ首を突っ込んでいますが、今かかわっているプロジェクトについては「このメンバーで何がつくれて、どのような規模まで成長できるのだろう」という部分はシンプルに興味があります。見届けたいですね。

あと、今はカスタマーサクセス的な部分も担っているので、将来的には顧客がツールの選定から導入をするまでのフローで自動化できるところにも手を付けていきたいです。

新規事業には不確定要素も多くありますが、だからこそグッと前に進めていけるという部分に、面白みを感じています。

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できることはあとから見つければいい、まずは進んでみよう

ーありがとうございました。最後に、K.S.ロジャースに興味を持ってくださった読者にひとことお願いします

K.S.ロジャースはエンジニア組織ではありますが、エンジニア以外にも多くのメンバーが働いていて、それぞれが各自のできることを持ち寄っています。

僕のように一見何をしているか分からない人間もいますが、「何ができるか、何をすべきか」なんかは、後から考えてもいいのではないか?と思いますよ。

話をしていくうちに、自分と会社がうまく手を組める、「名前のない居場所」が見つかることも多いと思います。K.S.ロジャースにはその余地がまだまだたくさん残っています。だから、まずは気軽に面談に進んでみてくださいね。

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