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「新500円玉使用不可」の機械から、お釣りとして新500円玉が出てくる理由
先日、Twitterにてこんなツイートを見かけました。
「新500円玉は使用不可って書いてあるのにお釣りで新500円玉が出てくるのは何なんだ?」
これ、めちゃめちゃわかります。
使えないはずの新500円玉がお釣りとして出てくるのに、支払いとして使えないなんて意味わからないってなりますよね。
実はこの現象、理由がきちんとあるんです。
今回はそのからくりをご説明していきましょう。
自動販売機やコインパーキングの精算機など現金支払いを行う機械の中には、大きく分けて下記の3つのパーツが存在します。
・アクセプタ:お客さんが入れたお金を読み取る機械
・コインメック:お釣り用の金庫
・売上金を保管する金庫
お客様が投入していただいた硬貨、たとえば100円玉ですとか500円玉などはアクセプタで読み取った上で売上金庫に投入されます。
一方で、お釣りとして出てくる硬貨というのはコインメックから出されるんですね。
つまり何が言いたいかというと、お客様が支払いとして入れてくれたお金を貯めておく金庫と、お釣りとして出すための金庫は別々なんです。
自販機や駐車場の運営会社は、定期的に集金作業を行っています。
実はそのタイミングで、コインメックの中に入っているお釣り用の硬貨補充もしているんですね。
この時、500円玉を入れるスペースには、旧500円玉も新500円玉も関係なく入れられます。サイズが同じですから。
そのため、支払いとして入れられた新500円玉はアクセプタによって弾かれてしまうため使えないんですが、お釣りとしてはコインメックに入っている新500円玉が吐き出される。
結果として「支払いとして新500円玉が使えないのにお釣りとして新500円玉が出てくる」という現象が起こりうるわけです。
機械の中身を知らないと全く想像がつかないと思うんですが、新500円玉にまつわる謎現象はこういった理由で起こっていました。
じゃあ全ての機械を新500円玉に対応させればいいのでは?というのは別の記事で解説していますので、ぜひそちらもご覧ください。
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