きっかけは学校の授業?
娘の第一作、アボリジナル・アジサイの萌芽は小学校の授業にあったのでは、という話です。
ほぼ自宅で仕事している私の仕事部屋には、娘が学校で描いてくる絵を飾ることにしています。4学期制のメルボルンの小学校では、学期ごとに一つか二つのアートプロジェクトに取り組んでいる印象です。
アボリジナルな台紙をデザインして、有名なシドニーのオペラハウスを切り絵風に埋め込んだ作品にいたく感動したのを覚えています。まだ小学校3年生くらいでした。おそらく多くの学校でこのような取り組みがされており、オーストラリア人が子どもの頃から「われらの大地の、もともとの持ち主」への敬意を学んでいることがうかがわれます。
娘の絵画に囲まれた仕事部屋(オンライン・ミーティングでばっちり映り込むので会話のきっかけにもなる)が、私は大好きです。