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ジャズマスター改造記〜第4回:一緒にゴールしようなって約束したのに!〜

やっていくぞ第4回、最終回だぞ。
ただ、実際の作業としては色々あり、
完成まではちょっと遠かった、と…。

・1/26

キルスイッチの穴を開けて取り付ける。

ちょうどええ(2丁拳銃)
ちょうどええ

現物確認したらザグリの幅がスイッチの幅とほぼ一緒。
ビス穴からセンター位置をザックリ割り出す。

ビス穴のフチから長方形を書き、その対角線の交差点をセンターにする

ギリギリ納まるサイズ感だったので配線しやすい向きで固定。
ワッシャが無かったので昔使ってたミニスイッチから流用、
真ん中のポッチを削ってしまえばハマるサイズ感。

通常のジャズマスターとスイッチの数が同じになった
(スライドSWx2,トグル→トグル、ミニSW、プッシュSW)

・2/3

配線作業突入!
の、前に…キルスイッチつける前の作業で日程不明のものがひとつ。

穴はふさいだ方が見栄えが良い気がする


ジャズマスターピックガード特有の穴、これをアルミテープで塞ぐ。
粘着部に埃が詰まると困るので。
折り畳んだ小さい奴の上からアルミテープを貼った。

そして配線作業、まずはボリューム。

クロスワイヤーは焦がしてもビニールほど臭くないので重宝している

ちょうどいい絶縁体が無くてマスキングテープ巻いた。
中身はトレブルブリード回路、シンプルにコンデンサと固定抵抗の直流で。
確か前に調べた中でもキンマンの回路だったかと。

そしてトーン。

トーンポットに金かけるのはちょっと…
コンデンサはある程度までなら可

海外のギターイジリストの知識を借りて、
コンデンサ2個でハムバッカー向けにしたらしい回路を採用。
フェンダーのギターについてるグリースバケットトーンという回路で、
トレブリーだからとトーンを絞ってもモコモコにならない。
バキバキの音になる自作LPで大活躍している。
あと、ダイムバッカー載せたESPと、ビルローレンス載せた廉価版AXISでも。
トーンだけよりは250kポットのボリュームと組み合わせるのが効果大…
な、気がしている。
なお、フェンダーのストラトに載ってるらしいグリースバケットは、
固定抵抗も使ってるらしい。

そしてミニスイッチ。

ため込んだコンデンサの足を紛失、余ってた適当な配線材で

パーシャルスプリット?なる回路があり、PRSが採用しているタップで、
元々は固定抵抗をアースとタップの間に挟む回路。
それを「好みで最適化すりゃええやん」と、
固定抵抗でなくトリマポットを挟むバリエーションの方で使用。
ダンカンの本国サイトに「Spin-A-Split」という回路があり、
それはトーンポットを流用する回路。
タップをボリュームで無段階に調整しつつ落とす回路で、
上手くやるとノイズレスなポイントにハマる。
それをスイッチでオンオフできるのがこのタップスイッチ。
しかし、ピックガードマウントだと弄りづらい。
やっぱり裏蓋開けたらすぐ弄れるのが理想かと。

そしてこのタップ回路はオリジナル配線で、ON-OFF-ONスイッチを使用。
センターでは両方ハムバッカーになり、どちらに倒してもフロントがタップされるが、
片方はフロントのみ、もう片方はリアもまとめてタップされる。
こうするとフロントだけタップにもできるし、
タップ同士のハーフトーンもできるし、
ハムバッカーだけでも使える…というのをスイッチひとつで使える。

そんなこんなでブリッジアースも取って…。

Railhammerのラージポールピースがシェクター感出してると気付いた

この時点で音出しして問題無しを確認、
タップは鋭くシングル感ありつつも、多分ただのタップよりノイズ少ない。
特にフロント、SH-3逆付けによりジミヘンのニュアンスが出てる。
若干ノイズは残ってるけどハーフトーンだと気にならなくなる。
リアもボリュームを250kにしたせいか、元々そうだったのか、
ゴツくてクリアな音だけど耳に痛くはない、
何より250kポットだからタップがトレブリーにならない。
狙い通りの使い方が出来そうな音で最高。
しかし、細かい作業の連続で力尽きた為、
「音は出せるけど完成ではない」という複雑な状態に…。

・2/4

ナット交換、前に書いたけど溝切りが雑だったので。
板を当ててコツコツ叩いてヤットコでぐりぐりして、
たまに角度を変えて横から叩いてみたr割れたァー!!

5弦溝を基準にパキッとな

残りでなんとか全体が抜けたので、ヨシ!!
溝を綺麗にして、新しいナットで一旦厚みを出して…

無漂白しか売ってなかった

横幅出してザックリ高さを決めて…

削ってくとわからなくなるから削る部分は派手に印つけよう

大体高さが決まったらいよいよ溝の位置を。

どうせ溝切ったらまだ高さ削るからざっくりがちょうどええ(2丁拳銃)
1弦・6弦の溝の位置を決めてその間を等間隔にマーキング

個人的にはいきなり溝を切らず、
一旦1弦のヤスリで目安を切っておくのが楽。

うっすらガイド代わりに傷をつけてやると作業中触っても位置がわかるので

あとは一本ずつ溝を切って…

この後、弦の上にマーキングして全体の高さを最終調整する

完成…と、思うであろうな、写真なら…。
5弦の溝が深すぎた!!
ので、一度瞬間接着剤で埋めて切り直した。
本当は同じナット材の粉を詰めて、
サラサラの接着剤を流し込む方がいい、らしい。
気付いたのが遅かった為全部吹き飛ばしちゃってた…。
あと、手元にサラッサラな接着剤なかった…。

ここまで終わって落ち着いた頃にステッカー類貼って終了。

私はRED ASHでレッドフードに脳を焼かれました
推し活と自分の仕事と自分のサークル
マリファナはダイムバッグ・ダレル好きとして外せない
後日モンスターの爪痕シールも追加した
こんなギター弄りする奴は、ね
架空のウイスキーのグッズというコンセプトでデザインした
裏の「今酒滅人会」やサークルロゴと合わせて発注、
パンテラ好きならニヤリとする文字列しか入ってない
改めてのボディ全景


はい、そういう訳で2月に入ったけど完成!!
専門学校時代はギター作る時に名前つけてたけど、
今回は特にモデル名つけなくてもいいかな、と。
つけるならニケのクリコンで賞貰った時につける。
「WOLF'S BANE(ウルフズベイン)」ってな。

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