好きなもんの話しようぜ〜音楽系漫画〜
弾くのも聞くのも好きな音楽だが、
「割と何でも聞く」と自称しており、実際そうだ。
積極的に聞かないジャンルは四つくらいだろつか…
あまり興味が持てず、アニソンでカバーできる「アイドル」。
オタクが五月蝿そうなイメージの「ジャズ」。
同じく手を出したらどうなるかわからない「ファンク」。
そしてそぐわないイメージのリスナーを排除してそうな「クラシック」。
それ以外は割と広くカバーしているつもりだ。
そんな音楽も、扱う漫画はある。
「けいおん!」だって?バカ言うな。
アレはいい漫画だけど女子高生の日常系だろう。
本当に良い音楽系漫画は「音が聞こえる」のだ。
何を言ってるかわからねーと思うが、まぁ本文読んでほしい。
・一番身近な娯楽
両親が山下達郎が大好きで、サザンオールスターズも好きだった。
ミスチルやスピッツも好きで、その辺を昔から良く聞いた。
ちなみに一番聞いた山下達郎のアルバムは「COME ALONG」。
正式にはコンピ扱いしとくべきだろうけど、めちゃくちゃ聞いた。
村田に居た頃、お袋の運転する車で蔵王のばあちゃんのとこに行く時、
車の中でカセットをしこたま聞いた。
なので、一番好きな曲はBOMBERである。
ここ数年コンサートのセトリに入ってて嬉しい。
中学の頃のいじめっ子の自称タツローマニアには通じなかったが。結局自称山下達郎好きはRIDE ON TIMEとか、クリスマス・イブとかが好きなだけのにわかばかりだと思っていて、LOVELAND, ISLANDとか、LET'S KISS THE SUNとか知らないだろうし、シュガーベイブだって知ってるかわかったもんじゃない。ウインディ・レイディとか聞いたことあるか?ミスドは所ジョージより山下達郎なのか?ビルの谷間へと滑り込んでいく様な奴の車はポリス泣かせなんだぞ?こっちはお前が知らない曲だって曲名知らなくても一発音を聞けばなんとなく歌詞が出てくるDNAレベルで好きなミュージシャンなのが山下達郎なんだぞ?テレキャスターは縁が無くて買ってないだけでほしい気持ちと使い方がマッチしねぇんだ。
…話を戻して。
サンソンも小さい頃から聞いていたので、
流行りの歌や童謡よりもドゥー=ワップを聞いていた、
そう言っても過言では無いくらい山下達郎は生活に存在していた。
それがウォーターボーイズで使われたベンチャーズとの出会いで、
エレキギターを始めた人間のバックグラウンドである。
で、漫画に限らずそうだけど、
丁寧に楽器を描いてるイラストレーターや漫画家は好きだ。
そういう人は気になるし、何よりその時その時で流れってもんがある。
オタクを長くやってると、ハルヒのENOZとかもそうだし、
けいおん!、ハレルヤオーバードライブ、Eから弾きな、
気付くとバンドやらなんやらがテーマの作品が世に出ている。
ゆるい雰囲気の奴も良いし、ガチガチの奴も良い。
丁寧に描く気さえあれば、こちらは話に集中できる。
そこが「楽器をちゃんと描けるか」を気にする理由。
手元にある身近なものだからこそ、細かいところが気になる。
実際…少しでも気になると手放したり切ったりする。キラ⭐︎キラのコミカライズは、なぁ…。
ドラムのスティックが菜箸かなんかみたいなコマが…。
ともかく、ギター、その前はピアノ、そういうものと山下達郎。
ずっと音楽があったのは、漫画の好みに少し影響があったんじゃないかと思う。
・おすすめ作品
まぁ今回は単純に好きな漫画のことまとめてあーだこーだ書きたいだけ、
前フリは…変に力が入ったけど…あるだけで良い。
手元に残ってる奴で読んで欲しい奴をザックリと。
<<Eから弾きな。(完結)>>
履歴書に趣味として適当なことが書かれていた為に、
ゼロからギターを始めてバンドとしてライブをする話。
「ギターはあるけどお前左利きだな?」
そういう流れでジミヘンスタイルを取ることとなり、
ギターとのファーストコンタクトはナット成形から始まる。
そんな音楽漫画があってたまるか…いやあったんだなこれが。
とにかくゼロからステージへ引っ張り出される話なので、
ロックとはなんぞやみたいなとこも触れるのだけど、
3巻で終わってしまったのが勿体無い漫画だった。
<<シオリエクスペリエンス(連載中)>>
「漫画を読んでいたら音が聞こえてきた」
そんなことを言われたらどう思うだろうか?
高校の英語教師が人違いでジミ・ヘンドリックスに取り憑かれ、
「一年で伝説を残さないと次の誕生日に死ぬ」
そんなことを言われて急に音楽の道を歩む話。
そして、恐らく日本のロック史・漫画史の最重要作品で、
きっといつどのタイミングであれアニメも実写も作られず、
どんな考え得る最高の布陣をもってしても失敗する作品。
とにかくありとあらゆる描写が恐ろしい。
とあるシーンで聞こえてしまったのだ、
クリーンギターの雑なカッティングが。
そうさせる構成力と表現力がひたすら恐ろしい。
読め、とにかく読め。
<<デイズ・オン・フェス(完結済み)>>
<<デイズオンユース・ストーリーズ(個人連載)>>
ここまでは主人公が演者側だったが、
デイズオンフェスの主人公は観客側のJKである。
友人に誘われて野外フェスに好きなバンドを観に行くのだが、
「音の溢れる空間」の描写に惚れた。
そして別記事でとりあげた「ヤンキー君と科学ごはん」の作者の作品で、
出て来るキャラクター大体可愛い。
はぁ…リッツかわいいよリッツ…一口が大きい系ダウナーDD良き…。
そしてデイフェスの巻末オマケ漫画から発展したのが、
後者のデイズオンユースストーリーズ、こちらはバンド漫画である。
現在商業連載2本抱えながらの制作なので、
自分も気長に続きを待っているところ。
こちらもやはり「音の溢れる空間」の描き方が秀逸、
あと丁寧に楽器を描いてるので安心して読める。
シオリはそうでもないコマもあるけど、そういう漫画じゃないので。
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