大相撲 2024年7月場所 番付予想
5月場所千秋楽の結果を待たずに7月場所の番付予想をします。
千秋楽の結果は あくまで予想値であり、こうなると良いなの希望も少々入れた上の 番付予想です。
5月場所の講評 と 7月場所番付
各所で言われていることですが、横綱大関陣の 不振・休場の連続は5月場所を盛り下げ、後半の大混戦を生み出し、あるいみ盛り上げた場所でした。
照ノ富士
身体の調子からして、一場所休場したぐらいではもはやなかなか難しいというのが正直なところです。2024年1月場所では3場所休場の後の優勝ということで、半年間の休養はもはや必須な状態です。
ここ最近は二場所連続で出場し、序盤で休場に入るという 横綱としての責務は果たすが、ほぼ休場状態 という状況になっています。
一方で、次の横綱が現れてくれないことには。という全体の雰囲気もあるので、照ノ富士が休場している間に大関陣が奮起して横綱昇格を。となってもいいものではありますが、如何せん。。結果が伴わず。
豊昇龍
現時点で力が一番ある = 一番勝てる。大関ではあります。
一方でどうしても安定感がなく、不要なところで星を落とす。そのムラがなくなれば、横綱も見えているだけに7,9,11月 場所での結果を求めてやみません。
琴櫻
背負っているものの大きさ・重さは計り知れないものがありますが、今場所は横綱・大関陣が雲隠れしてしまっただけに、大の里・高安・大栄翔 戦を落としたのは非常にもったいなかった。と言えるでしょう。
これまで7勝2敗としていた 阿炎戦 も落としてしまうあたり、後は精神的な安定さが必要であり、横綱への道のりで不可欠なものであります。
貴景勝
初っ端から休場になってしまったので、場所中の評価はし辛いですが、正直身体の調子はそろそろ限界が近づいてきていると見受けられます。
現在 27歳(1996年生)でとっくに若手年齢は過ぎてしまいました。
大関在位29場所はもちろん現役力士の中では最多ですし、大関勝率 63.4% もしっかりとしたものです。
番付上の独り大関も4場所経験しており、その勝ち星が歴代一位であることも 貴景勝 がこの数年の幕内をいかに支えてきたかがよくわかります。
2023年は優勝二回、本音をいうとさっさと 横綱に上がってしっかり休場休養を取って、戻ってきて欲しいと観ていましたが ここ数場所の若手の台頭を見るになかなかすんなりと上がれそうにも有りません。
霧島
怪我が絶不調であると見受けます。
今場所はカド番での休場のため、来場所は復帰をかけた10勝を取りに行くばしょになります。まずは怪我を治すことに専念だとは思いますが、7月場所に向けて暑くなる中どれだけの稽古ができるかどうかが肝になるかと思います。
褒められたやり方では有りませんが、もし来場所早々に10勝した場合は残り数日を休場しても良いです。そのくらい無理はしないことが大事です。
逆に7月場所序盤で10勝が難しいことがみえるようであれば、無理をしないことも重要です。
ただ、このタイミングで大関に復帰しないと 最大関は限りなく難しいでしょう。復帰を望んでやみません。
大の里
5月場所は前評判通りの活躍。千場所の番付予想では前頭筆頭にしてしまい失礼しました。
豊昇龍との一番は本人も周りも一生記憶に残る一番になりました。
今場所は 横綱以下三役とは総当たり(貴景勝・朝乃山 は休場で当たらず)となり、結果を示したことを考えると、関脇となり来場所・來々場所 も優勝争いに絡むであろうことを考えると 11月場所では文句なしの大関昇進も現実味を帯びてきています。
阿炎
斑があると言えば斑があるのですが、上位陣に対してしっかりと勝ち星を挙げたのは実力の程だと考えられます。関脇番付据置きとなるでしょうが、現在の大関・関脇の人数から言うと小結的に総当たりとなることも考えられるので、その結果勝ち越すことが出来るのかがターニングポイントになるでしょう。
大栄翔
阿炎と同様の30歳。今場所も勝つところは勝つ、大勝ちはしない。というところが定番化してきているなと感じられます。
初優勝の2021年1月場所以来、三役出たり入ったり、二桁勝利も少なくないというだけに、そろそろ二回目の優勝が欲しいです。
熱海富士
若手の台頭の先鋒となった熱海富士。幕内5場所目ですが、平幕上位定着後は少し苦戦していますが、7月場所では三役に上がれる結果を出してほしいです。
豪ノ山・明生・高安・朝乃山・玉鷲・尊富士・若隆景
豪ノ山・明生 はとにかく上位陣に食い込むこと。
高安・朝乃山・玉鷲 はその実力を如何なく発揮すること。
尊富士・若隆景 は復帰の場所での躍進をすること。
それぞれを願って、番付予想としてみます。
※ 千秋楽の結果が出たところで、更新するかもしれません。
2024/05/26 千秋楽後に更新。
正直、千秋楽で勝つと思っていた前頭上位陣が 想定外に負けてしまった為(熱海富士、、そこは勝って欲しかった)番付の組み方がやや難しくなってしまい、順当な上げ下げしかできなくなりました。
朝乃山は 東小結1 だったのが15休み なので、もっと大幅に下がって然るべきなのですが、どうもその他との関係が思わしくなく、変な上げ下げになってしまうので、西前頭2 にしてありますが、もう5枚ほど下がるのが現実的なところだと考えています。
大の里はしっかりと優勝しましたね。来場所からは優勝候補筆頭と言っても良いぐらい充実した稽古をして臨んでくるのではないでしょうか。
そうなると、関脇地位での場所は 横綱大関との取組は後半戦となるので、今場所とは少し色合いが変わってくるでしょうが、それもまた楽しみな要素です。
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