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オーガズム
累積的な性的緊張からの突然の解放のことであり、骨盤まわりの筋肉のリズミカルな痙攣を伴い、強い快感を生んだ後に弛緩状態に至るもののことである  と固い説明

男とか女とかそんなもんは関係なく、気持ちいい行為

性的なエネルギーってのは極限まで行けば全開放されて恍惚な世界へ行くんやってね

古来ヨーロッパではオーガズムの事を「小さな死」と表現してきたのです

日本でもそう
吉原の遊女は客を歓ばすために行為中に
「死にんす!死にんす~!」
ともらしたとされてます

江戸の川柳にも
快楽の絶頂に「死ぬ」という表現を使っている

このオーガズム(快楽の絶頂)は「死」を連想する


稚拙な表現に変えると
「死ぬほど気持ちいい~!」ってのです

やが、死ぬほどに気持ちいいという表現も
あながち的外れでもないって事ですわな(';')

「死」は快楽である

というのは快楽主義の御大「エピクロス」の視点です

ここからは、毎度おなじみのフロイトを紹介

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1856年 5月6日 – 1939年 9月23日 オーストリアの精神科医

こいつの「死の衝動」っていう説があります

人間が無益の戦争をするのも、

しばし愛する対象を傷つけたいという欲望に攻め立てられるやつがいるのも、

要するに

<人間は死を望んでいる>

という視点で表現しました

つまり、人間の心底にある欲望として「死」があるとの視点ですね

人間には「生きたい」という自己保存の欲求もあるが、

<それだけじゃない>って話です

いかに社会保障が行き届いてようが、自殺者が後を絶たないという事実もある

<戦争・餓死・疾病>を乗り越えた先には「自殺」が待っている。皮肉なものよ

死の危険があるような山に登る者、自動車の曲芸のスタントマン、高層建築でも作業者、、、

まあ命の危険がある行為を<楽しんでいる>という行為は実際に探してみると結構あるものです

さてフロイトからすると

「死」は人間の欲望

という視点ですね

さて、

割りと日本で有名となる「心中」がありますよね

無理心中もありゃ、一家心中もあるし、愛する者同士の心中もある

外国には「心中」のようなものを扱う文学は多くはないです

が、日本には古くから根強くあるのです

江戸時代、近松門左衛門の「心中もの」・歌舞伎の「浄瑠璃」もある

大正から戦後でも島村抱月+松井須磨子の心中

大磯心中、太宰治の心中、

と、有名な例でさえもたくさんあるのです

*心中とは、本来は相思相愛の仲にある男女が双方の一致した意思により
一緒に自殺または嘱託殺人すること。情死ともいう*

心中は日本人に多いとされます

日本特有の「道徳意識」や「美意識」が原因と言われています

仏教的な無常観。武士道の禁欲主義。とね

それらは世間様に対する義理人情を重んずる気風にも通ずるとこがあると言われます

「来世に対する信仰を拠り所にした、厭世主義」

と表現されたりします

厭世主義(えんせいしゅぎ)語源は ラテン語 で最悪のものを意味する。 元来は 哲学 の分野で用いられる語で、この世界は悪と悲惨に満ちたものだという人生観をさす

まあ、今世では無理やから諦めて、来世に期待して自殺しまひょ

ってのが心中の心理や。とね

「死」は来世への期待

となるわけです

心中には、冒頭で紹介したオーガズム。

「小さな死」の瞬間をそのまま永遠化するという表現もある

ちなみに心中する2人は、死ぬ前にセックスをするという事がしばしば見受けられます

まあ、愛を永遠化したいという心理もありそうですね

死んでしまえば、もう裏切られる事もない。という視点もある

例えば阿部定事件ね。

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阿部 定(1905年〈明治38年〉5月28日 )は、日本の芸妓、娼妓。 阿部定事件の犯人。

この人の場合は、

相手と永遠の愛を欲しいが故に、愛する男性を殺害して性器を切り取る事で「永遠の愛を手にした」と考えました。

この視点では

「死」は永遠の愛

になりますね。

世の中には死体しか愛せない人もいますが、それはこういった心理も関係ありますね。

生きている人間は、「裏切る」のでね(';')

死・・・・。様々な人間が多様な視点をもつ。

「死」は快楽である・・というエピクロス

「死」は人間の欲望・・というフロイト

「死」は来世への期待・・という厭世主義

「死」は永遠の愛・・という阿部定

みなさんにとって、「死」ってなんでしょうか??('_')

僕にとって

「死」は興味

です(^^♪

死ぬ時ってどんな感じなんやろう、と楽しみで仕方ないです

1回しか経験できない「死」という感覚

一体、どんな気分なのでしょうかね。ワクワクします('ω')

ま、生きている間は、死ぬまで生きましょう






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