お金というモノ

お金についての視点を、今日は伝えます。

19Cの際には、お金の流通等は比較的安定をしていました。それは「金・銀」等を使用していた為で、それらは簡単に採掘できないので「大量に出回る」事がなかったらという考え方が根底に強くあります。

しかし、この金・銀を使用するのに限界がきます。それは、まず「重さ」。持ち運びの困難さはえげつない。画期的な金・銀スタイルでしたが、慣れてくると問題が如実になってくる訳です。それにやはり金銀を採掘できたか否かで、量が安定しません。そこでついに「紙幣」に変換されていきます。それが20Cです。

紙幣になった20Cからは通貨は超不安定になりました。今度の問題は、簡単に刷れる事+持ち運びが便利すぎる事です。よって、お金が大量に出回る事になりました。ここで、金・銀を使用していた時代にはなかった概念である「お金が溢れて、価値がなくなる。結果物価があがる」というインフレがおこります。人類は世界初の「デフレ・インフレ」を経験します。

ここで、冷静にお金を考えてみます。

金・銀であろうが紙幣だろうが、人類が勝手に「価値」をつけただけの無機質なモノです。

実際、果物や野菜みたいに食べて人間の栄養に代わる事もない。お金自体には<使用価値>がない。相手がお金という共有の価値観を持っていなければ「ただのモノ」です。

遭難や災害の時などで考えると分かりやすく、その際に必要なのは「水」ですし「食料」です。方角を知れる知識であったり、現状を把握して打破する解決策を思案する知恵が必要です。ほかにも、困っている人に気づいて声をかけられる能力や音楽で励ます能力などなど。つまり、人間力こそ必要+役に立つのであって「お金そのもの」には全く価値はないんです。

ですが、人は往々にして<拝金主義>(*お金がすべてという思考)に変身してしまうのです。

つまり、人類がお金に価値をつけすぎたのです。

そんなお金の危険から開始されている21Cは「ビットコイン」という行動です。ビットコインのような仮想通貨で、新規の取引情報を解析し、ブロックチェーンを作成する作業を<マイニング>と言いますが、

マイニングとは地中の鉱物などを掘り出すこと。採掘。採鉱。の事でもあります。

お気づきでしょうか?これは19世紀の際に安定していた「金・銀」のstyleに戻るという概念を含んでいます。だから「採掘」という言葉を使用しています。

今度は仮想通貨というお金に代わり、それが大量にでないように「管理される」という仕組みを模索しているのです。

お金は確かに便利ですが、我々は1人1人暴走しないように、深く考える必要があるかなと考えます。

簡単にまとめ

19世紀は金・銀のstyleでは、流通は安定するも重さと採掘の不安定さに問題

20世紀は紙幣の登場で重さと量は解決する。が、大量に出回る事でインフレ・デフレを経験する

そして21世紀。電子(デジタル)の通貨を新しく誕生させて、流通は金・銀の時代の安定を目指す

では、良い1日を(*'▽')





いいなと思ったら応援しよう!