ヤクザという世界から見る
今日はヤクザという世界から少し視点を見ていきたいと思います。
ヤクザ社会
呼び名に注目してみると
トップの事を、親分
親分の妻を、姉御
先輩の事を、兄貴分
先輩や上の連れを、姉貴分
後輩の事を、弟分
アメリカのマフィアの場合
親分の事を、ゴッドファーザー
組員の事を、ブラザー
さて、何か気づきませんか?
そう。家族の名称がついています。
これはそもそもなぜか?という話ですが
共同体 共同性
を非常に求められる世界やからです。
例えば、
マクドナルドでバイトしてて、そのマクドナルドが売上が悪くて閉店するかもしれないとしたら
自分の命をかけて働いて守ろうとします?
ま、可能性はゼロに近い。
おそらく、失業金もらって次のバイトにいけばいいだけの話。
働いている職場が、風評被害を受けて会社に大ダメージを受けたとしたら、我先に報復に名乗りでます?
現実的には難しいですね。
やけど、ヤクザの社会ではそれでは困る。
その社会に、命をかける。
それほどの強い共同性が必要なのです。
なので、
雇われてるからとか、世話になってる先輩とか
その次元では、命をかける仲間になれない。
自分の人生に常に関係のある社会。
そういうイメージから、彼らの社会には
家族の名称がつくようになっていきます。
どれくらい強い共同体を求められているか?
が分かりやすくでてるのが、
脱退する時に、小指を詰める行為でしょう。
小指を詰めれば、一般社会に行った時にも
ヤクザ社会の一員であることを想像されます。
もし疑われて、脱がされた場合は
入墨があるのでバレる。
ということで、ヤクザ社会にいた事実はずっとついてまわります。
小指を失うと、握る力が激減するので
報復にドスやチャカを持っても、力が発揮できないようにさせれたりもします。
簡単に脱退できたり、辞めれたりしてしまうと
大量に辞められる危険もあるし
命がけで実施する時に、人が集まらないなんていう珍事にもなりかねない。
要は、示しがつかないってやつです。
やからこそ、強い共同体社会をつくるのです。
きついと思うかもしれませんが
例えば、新選組。
彼らも、仕事でミスする時は死ぬときです。
そして、新選組を自ら脱退を希望した時は死ぬときです。
逃げれたとしても、地の果てまで追いかけられます。
そう、昔から
非常に強い組織を形成したい時には
その繋がりを強固にしてきたんですよね。
それこそ、
死を覚悟した命知らずの集団。
ってやつですね。
敵に回すと考えただけでも、怖いものになります。
組織の一員にケンカを売れば
ファミリー全部で報復にくる事もある。
しかも、全員が命がけで報復してくるんですから
一般ではヤクザに手が出せない仕組みになってたりします。
そういう視点で捉えていると
我々一般の社会では、
今の組織に退職希望しても
殺される事もないし
切腹を命じられる事もない
小指を詰める必要もないし
社員に袋叩きにされる事もない
めちゃくちゃ幸せであることが分かりますね。
一般社会は
辛くて、どうしても精神がやられそうなら
転職もできるという超ありがたいシステムにいてるのですよ。
逃げることができる
エスケープが可能
それは
どれだけありがたい社会なのか
どれだけ安心して生きていける仕組みなのか
我々は理解した上で、今日を生きる方がいいんじゃないかな?と思います。
時に残念なのが、
自分の頭の思考で、辞めてはいけない!
と決めつけてしまって過労死まで行く人がいるのが残念で仕方ありません。
記事でも言ってますが、死んだらゲームオーバー。
死なないのなら、いくらでもコンティニューは可能です。
人間の戦略に、逃げる。というのがあるのですよ。
もし、退職希望したら殺される危険がある共同体に属している方が読んでいたらすいません。
ということで、
自分がいかに幸せなのか?
を知るために必要なのは
社会のありとあらゆる事を
知る
という事が必要ということです。
何もせず、経験せず、学ばずで生きるならば
幸せが何かを知ることはないでしょう。
今は、なんだって学べる時代です。
昔は自由に学問を勉強することすら許されてなかったのですよ。
図書館、本屋、論文、ネット、、
なんでも調べたい放題の世界。
どれだけ幸せな事か!と毎日思うわけです。
それでは、よい1日を\(^o^)/
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