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【植物ホルモン】オーキシンと水草についてのお話

今回は少し難しいですが、

植物ホルモンについてのお話です。


より、水草に詳しくなりたいという方向けです。


まず、植物ホルモンとはなんでしょう


植物ホルモンについて簡単にご説明します。


植物ホルモンとは、植物自身が作り出す物質で、植物の成長や発育を調節する役割を持っています。まるで植物のホルモンのような働きをすることから、こう呼ばれています。

主な役割としては、
* 細胞の成長: 細胞を大きくしたり、数を増やしたりします。
* 発芽: 種子が芽を出すのを促します。
* 開花: 花を咲かせる時期を調節します。
* 落葉: 葉が落ちる時期を調節します。


もうすでに難しいと思う方も多いかと思います。


簡単に説明すると、環境が良い時は植物はどんどん成長して、環境が悪い時はあえて成長しないようにするということです。

例えば、暑すぎる時はあまり成長しなかったり、寒すぎる冬は一度枯れたり、、、、


今回はそんな植物ホルモンの中の
オーキシンについて解説します。


説明に使う水草は
ルドウィジアグランデュローサ



水中葉はとても鮮やかな赤色をしています。

オーキシンとは


頂芽優勢に関与し、頂芽から分泌されることで側芽の成長を抑制します。また、細胞の伸長を促進し、根や茎の成長を調整します。光や重力に対する植物の応答にも重要で、光に向かって曲がる現象(屈光性)や重力に反応する現象(屈重力性)を引き起こします。


この説明だと難しすぎるという方も多いと思うので、今回は

①頂芽優勢
②屈光性

この2点に絞って説明します。


①頂芽優勢は

側芽(脇芽)を作らず頂芽をぐんぐん伸ばすことです。


②屈光性は
光の方向に向かって茎が曲がること
ひまわりがみんな同じ方向を向いていたり、森の中の雑草は光が当たりにくいため茎が曲がっていたりしますよね!

写真は右に釘が曲がっています。


このように水草も光を求めて茎が曲がります。
これは植物ホルモンのオーキシンの役割です。

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