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演劇感想(~2023)

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劇団ヅッカ『祭典:RAKUDA』の感想

劇団ヅッカ『祭典:RAKUDA』の感想

脚本・演出:マツモトタクロウ、アートディレクション:渋木耀太
会場:早稲田小劇場どらま館

あらすじ
ラクダという少年は、ユウカという少女のドキュメンタリー映画を撮る。同級生のモグラとメグ、妹のミズキと共に日々は進むもラストシーンとなる卒業式は中止になって。

劇団ヅッカはやっぱり変な劇団だった。トンチキ演劇をアラベスク『ハロー・ミスター・モンキー』に乗せてお送りする。真っ当なエモさも上乗せされて

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紙魚『毛皮のマリー』 の感想

紙魚『毛皮のマリー』 の感想

演出/濱吉清太朗 脚本/寺山修司
会場:スタジオ空洞

毛皮のマリーと呼ばれている男娼には部屋に閉じ込めている一人息子がいる。息子は、能天気に毎日室内で蝶を追いかけている。マリーの過去が語られると息子への愛憎が浮かび上がってくる。

紙魚は2021年旗揚げだが、去年1年で佐藤佐吉演劇祭「見本市」選出、演劇人コンクール最終上演選出、公社流体力学賞の短編部門年間5位など一気に大活躍。(一個変なの混じっ

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