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KRYラジオ「大人の音楽堂」:ポリス(2022.8.6OA)

ポリス(THE POLICE)は1979年デビュー、1984年に活動停止、1986年に一時的に集結しますがすぐに活動停止。事実上5年余り、駆け抜けるような短期間と言えます。しかし、そのクオリティーの高さは時代を超えて今なお支持されています。

彼らがデビューした頃はハードロックが衰退…様々なジャンルのサウンドが登場しましたが、ディスコやニューウェイヴ(パンク)が主流。その中で最も個性的でオリジナリティーが群を抜いていたのがポリス。スティング、スチュワート・コープランドそしてアンディー・サマーズのトリオ。無駄がなくレゲエを大胆に取り入れ、俗世間の矛盾や格差そして思いを歌いました。デビューアルバム「アウトランドス・ダムール」は世界のラジオでオンエアされ、その新しいサウンドに評論家たちはついていけないくらい衝撃を受けました。1979年アルバム「白いレガッタ」収録の「孤独のメッセージ」でその人気は決定的になります。ニューウェイブにテクニックは不要…みたいな風潮を吹き飛ばします。1980年「ゼニヤッタ・モンダッタ」、1983年「シンクロニシティー」も大ヒット…そして突然の解散。しかし、その後の各ソロ活動も成功しています。特にスティングは説明不要の大活躍であります。

彼らは自分たちだけのサウンドをいくつかのリズムツールを組み合わせて完成させていて、とりわけスティングのライブでの器用さは凄い。歌のアクセントと違うベースラインを器用にこなします。スチュワート・コープランドのドラム…とてもプログレッシブ。アンディー・サマーズの空間系のギターがカッコイイ。2008年の一時的な再結成での来日公演の盛り上がりは伝説となっています。スティングのビンテージベース。フェンダー社のオリジナル・プレシジョン最高です。1970年代後半、ロックのピースはある意味出尽くしていました。そこへ、個性的で、しかも聴きやすいポリス…素晴らしいです。

次回はお盆…若くして天国へ召されたミュージシャンをセレクト。ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョップリン、ジム・モリソン等を予定しています。代表的な曲をかけます。お楽しみに。

今回オンエア
CAN'T STAND LOSING YOU  
ROXANNE
WALKING ON THE MOON
MESSAGE IN A BOTTLE 孤独のメッセージ
EVERY BREATH YOU TAKE 見つめていたい
DON'T STAND SO CLOSE TO ME 高校教師

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